( 259551 ) 2025/02/03 14:52:02 0 00 FNNプライムオンライン
石破首相は3日の衆院予算委員会で、いわゆる「核のごみ」の最終処分場を北方領土に建設する提案について、原子力発電環境整備機構=NUMOの幹部が「一石三鳥四鳥」などと発言した問題で陳謝した。
質疑の中で、北海道が地元の立憲民主党の神谷議員は、「原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場決定に向け国とNUMOが東京都内で開催した説明会で、『北方四島に最終処分場を建設しては』との出席者の意見に対して、経済産業省の幹部が『実現するのであれば魅力的な提案だ』と発言したと聞いている。また、NUMOの幹部も『一石三鳥四鳥』と発言したとのことだ」と指摘した。
神谷議員はその上で、「北方領土の関係の皆さんにとって本当に看過できない発言だったと思う。どうしても抗議したい」と述べ、石破首相と関係閣僚の見解を質した。
これに対し石破首相は「話になりません。大変申し訳ございません。このようなことは絶対にあってはならないことで、発言がいかなる意図であったか分からないが、緩みとかおごりとか思い上がりとか、そういうものがあったということだと思っている。政府の責任者として深くお詫び申し上げる。大変申し訳ございません」と陳謝した。
また武藤経産相は「私も聞いた時に正直言ってびっくりし、全く配慮に欠ける軽率な発言だったと考えている」と述べ、の資源エネルギー庁の当該職員とNUMO理事長に対し指導・注意を行ったと説明した。
フジテレビ,政治部
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