警視庁は、母子の車を急停車させ、拡声機で脅したとして、35歳の三浦一希容疑者を脅迫容疑で逮捕した。

公安部によると、三浦容疑者は昨年8月に女性の車を停止させ、脅迫したとされる。

三浦容疑者は日本憲誠会の自称会長で、同組織は右翼団体に所属しており、中国大使館や韓国大使館への抗議活動を行っている。

容疑者は容疑を認めているという。

（要約）

警視庁本部=東京都千代田区霞が関２丁目 

　面識のない母子の車を急停車させ、拡声機で脅したとして、警視庁公安部は、政治結社「日本憲誠会」の自称会長で職業不詳の三浦一希容疑者（35）を脅迫容疑で逮捕し、4日発表した。容疑を認めているという。 

　公安部によると、三浦容疑者は昨年8月24日午後5時半ごろ、東京都世田谷区瀬田5丁目の路上で、隣の車線を走っていた30代女性が運転する乗用車の前方に割り込み、停止させた上で乗用車を降り、小型の拡声機越しに「粋がってんじゃねーよ、このやろう！」「てめぇの家まで付け回してやろうか、このやろう！」などと脅迫した疑いがある。乗用車には女性の子どももいたという。容疑者と女性に面識はなかった。 

　同結社は、行動右翼系の右翼団体が所属する「全日本愛国者団体会議関東協議会」に所属しており、同協議会は中国大使館や韓国大使館などへの抗議活動を行っているという。 

朝日新聞社