( 260651 ) 2025/02/05 15:35:39 0 00 売れ行きが低迷している大阪・関西万博(4~10月)の入場券を巡り、大阪府の吉村洋文知事と関西経済連合会の松本正義会長らが5日、首相官邸で石破首相と会談し、会場で購入できる「当日券」の検討などを求める「緊急要望」を提出した。石破首相は当日券の導入に前向きな考えを示した。
会談した大阪府の吉村洋文知事(左)と石破首相(5日、首相官邸で)
万博の入場券は主にネットで購入する電子チケットで、公式サイトでIDを取得した上で、来場日時やパビリオンを予約する必要がある。日本国際博覧会協会(万博協会)は1400万枚の前売り目標を掲げるが、販売実績は1月29日時点で約767万枚にとどまる。
緊急要望では、購入手続きが複雑なことが販売の障壁になっているとして、ネットを使わずに買える当日券の導入や公式サイトでの購入・予約の仕組みの簡略化を求めた。販売戦略を練る万博協会は官僚出身者が要職に就いており、石破首相に指導力を発揮してもらう狙いがある。
首相は吉村氏らとの会談で、「当日券が買えるようにしたいと思っている」と応じ、「政府としても全力を尽くしていく」と述べた。
万博の入場券は、半年間の会期中に1回入場できる「早割1日券」(大人6700円)などがある。
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