( 260821 ) 2025/02/05 18:43:17 0 00 切断遺体が見つかった現場付近
大阪府東大阪市の山中で切断された男性の遺体が発見された事件で、警察は5日、遺体の身元が大阪市中央区日本橋の国土交通省職員、神岡孝充さん(52)と判明したと発表しました。死因は窒息の疑いでした。神岡さんは、死体遺棄の疑いで逮捕された大木滉斗容疑者(28)と同じマンションに住んでいたということです。
遺体の頭部が見つかった空き家マンション
警察は、遺体の頭部が大阪市中央区島之内の空き家マンション内で見つかったことも明らかにしました。近くには、頭部を運ぶのに使ったとみられる保冷バッグもあったということです。解剖の結果、12月28日ごろに死亡したと推定されました。
警察によりますと、神岡さんは去年12月27日のテレワーク勤務後に、外国にいる妻に会うために出国する予定でしたが、29日に妻から「突然、夫と連絡がとれなくなった」と通報がありました。1月1日に警察官が神岡さんの自宅を訪れたときには、神岡さんは不在で、室内に荒らされた様子はなかったということです。
航空保安大学校によりますと、神岡さんは同校事務局会計課の課長だということです。取材に応じた職員は「真面目で前向きに仕事をされていた。トラブルは聞いたことがないのでびっくりしている」と話しました。
◇ 航空保安大学校のコメント
我々の職員がこういう事件に巻き込まれて、命を落とすということに大変ショックを受けています。
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大阪市中央区の無職・大木滉斗容疑者(28)は去年12月28日ごろ、東大阪市の山中に切断された男性の遺体を遺棄した疑いで逮捕され、4日に検察庁に身柄を送られました。
警察によりますと、大木容疑者とみられる人物が遺体を入れたキャリーケースを電車で運んで、近鉄の額田駅から現場まで移動している様子が防犯カメラに映っていたということです。
大木滉斗容疑者
大木容疑者については、1月29日、父親から「息子と連絡が取れない」と行方不明届が出されていましたが、2月2日に和歌山県内で保護され、事件への関与を認めたため逮捕されました。警察は殺人も視野に捜査を進めています。
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