( 261936 )  2025/02/08 04:02:29  
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予想天気図(8日(土)午前9時) 

 

 日本列島は今季最強寒波の影響が続いている。日本海側を中心にすでに大雪になっている所があるが、今夜からあす8日(土)にかけては再び寒気が強まり、今回の寒波における2回目の大雪ピークを迎えそうだ。風も強く、猛ふぶきになる所もあり、各地で荒れた天気となる見込み。あす8日(土)は太平洋側でも雪が強まり、普段雪が少ない所でも積雪となる所があるため、交通障害や路面状況の悪化などに注意、警戒が必要だ。 

 

雨と雪の予想(上:8日(土)午後11時/下:9日(日)午前9時) 

 

 今夜からあす8日(土)にかけては冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込んでくる。あすも日本海側では広く雪となるが、山沿いだけでなく、平野部でも降り方が強まり、大雪になる所がありそうだ。また、雪が暴風を伴って猛ふぶきになる所もある見込み。引き続き、大雪や暴風雪、なだれ、落雪、路面の凍結などに注意、警戒が必要だ。また、太平洋側でも雪のエリアが広がり、普段雪が少ない所でも大雪になるおそれがある。名古屋周辺など平野部でも積雪するような状況が予想され、荒天の範囲が拡大しそうだ。新幹線など交通機関に影響を及ぼす可能性もあるため、気象情報と併せて交通情報もこまめに確認する必要がある。 

 

9日(日)昼過ぎの天気分布 

 

 あさって9日(日)になると寒気は弱まるため、荒天は少し落ち着きそうだ。ただ、北陸から北の日本海側では雪が続き、ふぶく所もある見込み。雪が止んだり、降り方が弱まったりしても、これまでの大雪によって危険な状態になっている所がある。止み間があっても決して油断せず、路面や周りの状況に注意をして安全第一の行動を心がけてほしい。 

 

上:8日(土)・9日(日)の天気/下:8日(土)の予想最小湿度 

 

 一方、関東の平野部では土日とも晴れる所が多く、空気の乾燥が続きそうだ。東京では3日連続で乾燥注意報が発表されており、きょう7日(金)は湿度が16%まで下がった。この土日も空気の乾燥した状態が続くため、引き続き、火の取り扱いに注意し、喉やお肌のケアもしっかり行なうようにしたい。 

 

上:8日(土)・9日(日)の予想気温/下:8日(土)の気温・風の推移(東京) 

 

 気温は土日もあまり上がらず、全国的に厳しい寒さが続きそうだ。気温は昼間でも10℃に届かない所がほとんどで、極寒が続く見通し。特にあす8日(土)は冷たい北よりの風が吹き荒れる所が多く、一段と寒さが辛く感じられそうだ。雪が降らない所でも万全な防寒対策が必須となる。 

 

(気象予報士・多胡安那) 

 

 

 
 

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