( 262841 )  2025/02/09 18:08:58  
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日本自動車販売協会連合会(自販連)が2025年1月の国内新車登録台数を発表しました。 

 

安定した販売台数を記録するマツダ「CX-5」 

 

 国内新車登録台数は前年同月比110.1%の28万220台となり、好調なスタートを切りました。メーカー別に見ると、トヨタが12万4994台(114.2%)と引き続き安定した販売を記録しトップ、圧倒的なシェアを占めました。 

 

 ホンダは2万4389台(87.5%)と前年を下回ったものの2位、次いで日産が2万2186台(98.5%)、スズキが1万1273台(103.5%)と堅調に推移しています。特にマツダは9025台(129.5%)と大幅増となり、新型「CX-5」や「CX-80」の販売効果が表れていると考えられます。 

 

 一方で、スバルは7001台を登録し、前年同月比86.3%と減少しました。2024年1月は生産回復により高い販売台数を記録していたため、その反動も影響した可能性があります。三菱は4148台(147.2%)と好調で、新型「アウトランダーPHEV」などが市場で支持を得ているようです。 

 

●乗用車ブランド通称名別でもトヨタが圧倒的 

 

 ブランド通称名別では、トヨタの「ヤリス」が前年同月比134.8%で1万6257台を販売し、引き続きトップを維持しました。コンパクトカー市場では他にも、トヨタ「ライズ」が前年同月比293.8%、トヨタ「アクア」は159.4%と好調なセールスでした。一方で、ホンダ「フィット」や日産「ノート」は前年を下回る結果となり、SUV人気の高まりや競争環境の変化が影響している可能性があります。 

 

乗用車ブランド通称名別順位 2025年1月分 

 

 SUV市場では、マツダ「CX-5」が前年同月比217.1%で2349台と好調を維持しました。スタイリッシュなデザインと同じクラスのSUVよりも比較的安価な価格帯が評価されているようです。トヨタ「ランドクルーザー」やスバル「フォレスター」も販売を伸ばしており、特にランドクルーザーは新型の投入によって堅調に推移しています。 

 

 ミニバン市場では、トヨタ「アルファード」が前年同月比145.6%の9866台を販売し、プレミアムミニバンとしての安定した人気を見せました。日産「セレナ」は前年を上回る販売を記録し、2022年12月のフルモデルチェンジ効果が続いています。一方で、トヨタ「シエンタ」は前年を下回る結果となり、同クラスの競争激化が影響していると考えられます。 

 

 また、消費税込みの価格は1500万円からのレクサス「LM500h」は前年同月比447.3%で735台と驚異的な販売台数を記録しています。スポーツカー市場では、トヨタ「86」が前年同等の726台となっています。 

 

2024年には半導体不足の影響がほぼ解消され、各メーカーは生産を回復しました。その流れは2025年に入っても続いています。ただし、車両価格の上昇が続いているため、今後の販売動向にも注目が集まります。 

 

VAGUE編集部 

 

 

 
 

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