( 263461 )  2025/02/11 03:39:59  
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画像:tenki.jp 

 

気象庁が発表した「早期天候情報」によりますと、東海~九州・奄美は17日頃から、沖縄は18日頃から「10年に1度の低温」が予想されています。また、北陸・岐阜県山間部は17日頃から、長野県北部・群馬県北部は18日頃から「10年に1度の大雪」の可能性が高まっています。2月後半も、強烈寒気による大雪に、警戒が必要です。 

 

先週は、今シーズン最強・最長寒波が到来しましたが、寒さや大雪は、これで終わりではありません。気象庁は10日、「低温に関する早期天候情報」と「大雪に関する早期天候情報」を発表しました。 

 

これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい低温・降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。 

 

この情報によりますと、寒気の影響を受けやすくなるため、東海~九州・奄美は17日頃から、沖縄は18日頃から、5日間の平均気温が「かなりの低温」となり、「10年に1度の低温」が予想されています。この寒気の前には、一時的に暖かくなる日もあるため、寒の戻りとなりそうです。 

 

2月も半ばですが、急な寒さで体調を崩さないよう、注意が必要です。農作物の管理や、水道管の凍結にも、十分お気をつけください。 

 

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また、17日頃からは、冬型の気圧配置が強まるでしょう。 

 

このため、北陸・岐阜県山間部は17日頃から、長野県北部・群馬県北部は18日頃から、降雪量が多くなる可能性があり、「10年に1度の大雪」の可能性が高まっています。山沿いを中心に、また積雪がグンと増える可能性があります。 

 

先週から続いた今シーズン最強・最長寒波の影響で、大雪になったばかりですが、次の大雪への対策が必要になりそうです。大雪によって、交通機関に影響がでたり、車が立往生してしまったりするおそれもあります。 

 

お出かけの方は、予定の変更も視野に入れて、最新の情報を確認してください。 

 

 

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風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。 

 

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。) 

停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。 

また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。 

 

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。) 

事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。 

 

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。) 

事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。 

 

日本気象協会 本社 望月 圭子 

 

 

 
 

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