財務省は2024年12月末時点の国の借金が1317兆6365億円で、過去最大の増加となったことを発表した。

この増加は社会保障費などを賄うために発行した国債が増加したためで、国民1人当たりの借金額は約1063万円となっている。

国の借金総額は今年3月末にはさらに膨らんで1351兆円に達する見込み。

（要約）

財務省 

　財務省は１０日、国債や一時的な資金を調達するための借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」が、２０２４年１２月末時点で１３１７兆６３６５億円だったと発表した。同９月末から７兆１９８０億円増え、過去最大を更新した。社会保障費などを賄うために発行した国債の残高が１１７３兆５５５９億円と、同期間で７兆５７６１億円増えたことが要因。国民１人当たりの借金額は単純計算で約１０６３万円。 

　国の借金総額は今年３月末にはさらに膨らみ、１３５１兆円に達するとみられている。