大阪市の市立小学校で、児童に無理に給食を食べさせたとして、女性主務教諭（43歳）が10分の1（1か月）の減給処分を受けた。

2023年度に担当した4年生児童2人に対し、残っていたご飯をみそ汁が入ったおわんに入れさせたり、食べ物をスプーンで口の前に持っていったりして負担や苦痛を与えたという。

主務教諭は無理に食べさせようとはしていないと主張しているが、児童の1人は「怖くてやめてほしいと言えなかった」と証言している。

（要約）

大阪府 

　大阪市教育委員会は10日、児童に給食を無理に食べさせたとして、市立小学校の女性主務教諭（43）を減給10分1（1か月）の懲戒処分としたと発表した。処分は1月30日付。 

　発表では、主務教諭は2023年度に担任した4年生の児童2人に、残っていたご飯をみそ汁が入ったおわんに入れて食べさせたり、食べ物をスプーンで口の前に持っていったりして、肉体的な負担や精神的な苦痛を与えたという。 

　教諭は市教委の調査に「無理に食べさせようとはしていない」と説明したが、児童の1人は学校の管理職に「怖くてやめてほしいと言えなかった」と話した。