( 264676 )  2025/02/13 15:16:19  
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きょう13日(木)午後3時の風の予想。 

 

 きょう(木)午後も全国的に北よりの風が強く、北日本はふぶく所がある見込み。東北の太平洋側を中心に、暴風雪や高波に注意・警戒が必要となる。関東など晴れる地域でも、帰りの時間帯は空気そのものが冷たくなりそうだ。なお、週末には寒さがいったん緩むが、週明けは再び強い寒気が流れ込み、来週は低温と大雪が長引くことが予想される。 

 

上:きょう昼過ぎの予想天気分布、下:なだれ注意報が発表されているエリア。 

 

 冬型の気圧配置の影響で、きょう(木)午後も日本海側は雪やみぞれの所が多い見込み。東北や北陸の山沿いを中心に、雪の強まる所がありそうだ。新たに雪の積もる地域があるため、なだれや屋根からの落雪、電線や樹木への着雪に注意が必要となる。東北の太平洋側を中心に、今夜遅くにかけてふぶきによる交通障害に警戒が必要だ。 

 

上:暴風雪警報、風雪注意報が発表されているエリア、下:暴風警報、強風注意報が発表されているエリア。 

 

 太平洋側は晴れる所が多いが、午後も風の強い状態が続く見込み。スタンド看板やのぼり旗の転倒、予期せぬ移動など、屋外で風に煽られやすい物は今一度、設置場所を確認しておきたい。 

 

東京の時系列天気。 

 

 さらに、太平洋側は空気が乾燥するため、火の取り扱いはいつも以上に気をつける必要がある。今夜の東京都心は、風により一段と体感温度が下がりそうだ。 

 

あす14日(金)の全国天気と予想気温。 

 

 あす(金)午前中も、新潟から北の日本海側で雪が降る見込み。太平洋側は広く晴れて空気が乾燥するが、きょう(木)より風のおさまる地域が多そうだ。週末は全国的に気温が平年より高いものの、日曜日は太平洋側でも雨の降る所がある見込み。その後、来週は再び、上空に強い寒気が流れ込んできそうだ。 

 

週間天気予報と予想気温。 

 

 今度の寒気は持続性があり、来週の後半にかけても影響を受ける可能性がある。このため、全国的に5日間前後は寒さが厳しくなり、週の中ごろは東京都心でも最低気温が0℃を下回りそうだ。日本海側は雪の強まる日が続くことで、山沿いを中心に、平地でも再び積雪の増えるおそれがある。 

 

(気象予報士・高橋和也) 

 

 

 
 

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