( 265238 )  2025/02/14 16:33:46  
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アニメ産業崩壊リスクに国連も警鐘-低賃金や長時間労働の是正急務

Bloomberg 2/14(金) 8:00 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/f4d846b869568bae15411c21d5be62a8a6ca9b7a

 

( 265239 )  2025/02/14 16:33:46  
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「声優として生計を立てるのは難しい」。

柴田由美子さん(60)は20代のころ、声優としてアニメに出演しながら、夜はナイトクラブで働いていた。

報酬は平均的で手取りが少なく、多くの声優やアニメーターが低賃金や長時間労働などの厳しい労働環境に悩んでいる。

アニメ産業は拡大しているが、利益はクリエーターに届いておらず、労働組合への加入も少ない。

フリーランス新法の施行や公正取引委員会の調査など、改善の兆しもあるが、労働条件の改善が急務である。

(要約)

( 265241 )  2025/02/14 16:33:46  
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(ブルームバーグ): 「声優という職業では、とても食べていけない」。首都圏に住む柴田由美子さん(60)は20代のころ、人気アニメに声優として出演する傍ら、夜は六本木や銀座のナイトクラブで働いて生計を立てていた。 

 

「聖闘士星矢」の春麗役などの人気キャラクターを10年ほど演じた後も平均的な報酬は変わらず、1日5000円程度だった。所属事務所への手数料10%を差し引くと手取りはわずか。報酬はその後、多少上がったものの、現在は主に整理収納アドバイザーとして働いている。 

 

「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」などの世界的なヒットが続き、日本動画協会によるとアニメ産業市場は2023年に約3兆3000億円と過去10年間で2倍超に拡大した。海外ファンドからの投資や、企業の合併・買収(M&A)も活発化。東宝は24年に米国でジブリ作品などを配給する米GKIDSを買収すると発表し、ソニーグループはKADOKAWAの筆頭株主になるなどコンテンツ事業の強化を図っている。 

 

一方、利益は多くの声優やアニメーターらクリエーターの手には届いていない。日本アニメーター・演出協会による22年の調査では、20-24歳のアニメーターの平均年収は約197万円と、東京都の同年代の平均約350万円を下回る。コンテンツ需要の高まりで18年の約155万円からは増加したものの、米労働統計局が示す米アニメーターの平均年収の半分以下にとどまっている。 

 

ブルームバーグ・ニュースが取材した20人以上のアニメ業界の関係者からは、低賃金のほかにも長時間労働や給料の未払い、書面を交わさない取引など厳しい労働環境について指摘する声が上がった。こうした現状について、1月に公正取引委員会が調査に乗り出し、変化の兆しが表れ始めている。 

 

ガバナンス意識 

 

資本市場でガバナンスへの意識が高まる中、労働環境の改善や法令順守は、活況なアニメ産業への投資を継続させるための鍵となる。24年11月に施行されたフリーランス・事業者間取引適正化等法(フリーランス新法)によって保護の対象が広がり、委託元にはアニメ制作者の大半を占めるフリーランスへの対応の改善が求められている。 

 

 

マッコーリーキャピタル証券の山科拓アナリストは「アニメは日本が世界で圧倒的優位を獲得し得る数少ない産業の一つだが、業界の労働慣行は周回遅れ」と述べ、業界のガバナンスの弱さが将来的に海外からの投資機会を奪う可能性があると指摘する。 

 

24年5月には、国連人権理事会の作業部会が日本のアニメ業界では過剰な長時間労働や低賃金、不公正な請負関係などの問題があると指摘した。調査を指揮したピチャモン・イェオファントン氏はブルームバーグ・ニュースの取材に対し「搾取的な労働慣行に断固として対処しなければ、アニメ産業が崩壊する可能性は現実的なリスクだ」と警鐘を鳴らした。 

 

製作委員会方式の功罪 

 

日本の本格的なテレビアニメの始まりは、1963年に放送を開始した手塚治虫氏の「鉄腕アトム」だった。専修大学非常勤講師の長谷川雅弘氏らによると、毎週30分の放送を限られた資金で継続し、版権を利用して関連グッズなどで収入を得る事業モデルがこの作品以降、浸透した。 

 

現在は、出版社や放送局、おもちゃメーカーなどの出資者から成る「製作委員会」を通じてアニメ制作の資金調達が行われ、参加企業が版権収入を得るケースが多い。 

 

この製作委員会方式は作品が不人気で終わった際の損失リスクが軽減される一方で、収益が分散されることにより高収益化を阻害する一因だと指摘されている。また、多重下請け構造により、アニメーターや声優などのサプライチェーンの末端まで報酬が届くには半年以上を要することもある。 

 

音響制作の仕事に従事しながら声優のマネジメント会社を約10年経営していた子吉信成さん(47)は、声優が報酬を得るまでに6カ月以上待たされることも多かったと語る。作品が利益を上げられなかった場合には、未払いで終わることもあったという。 

 

「制作会社はクライアントから支払いがあるまで声優に報酬を出さない」と指摘。「末端がリスクを取らされているし完全に下請法違反だが、皆無視している」と話した。子吉さんの声優事務所の売り上げは低迷し、昨年解散を余儀なくされた。 

 

 

問題解決の障壁 

 

また、フリーランスの間では口頭やSNSのメッセージ機能で曖昧な仕事の依頼を受けることも多く、下請法やフリーランス新法で禁じられている、条件を明記した書面を交わさない契約が業界で慣行化しているとアニメーターらは話す。 

 

フリーランス新法では、従来の下請法の対象に含まれなかった小規模の委託事業主もフリーランスに仕事を委託する際に、書面での取引条件の明示や、物品等を受け取った日から60日以内に報酬の支払日を設定するよう義務付けている。公取委は1月に、国内のアニメや映画の制作現場における取引慣行の調査を始めたと発表。年内に報告書を取りまとめる予定だ。 

 

公取委フリーランス取引適正化室の武田雅弘室長は、「フリーランスの労働者が不利な立場に置かれている」とし、「多くが仕事を失うことを恐れ、報酬など基本的な労働条件すら発注元に確認するのをためらっているケースが多いということは認識している」と述べた。 

 

アニメーターや声優の多くが労働組合に加入していないことも、低賃金問題解決の障壁になってきたと、30年以上東映アニメーションに勤務した沼子哲也さん(63)は話す。同社で「ドラゴンボール」や「ワンピース」の制作に関わった沼子さんは、業績面から「客観的に見て単価を上げられる環境にある」にもかかわらず、「上げるための組織づくりと運動を誰も考えられていない」と指摘する。 

 

制作スタジオ間やクリエーター間での競争激化も低賃金の一因になってきたと業界関係者はみている。日本動画協会の20年の調査によると、アニメ制作会社は811社と、16年の622社から30%増加した。競争激化で一部の制作会社は赤字が続いており、賃上げに踏み切ることができていない。 

 

一方、志望者の多い声優業界では、役を勝ち取るため、声優が進んで低賃金を申し出たり、逆に金銭などを支払ったりする慣習が常態化。仕事を失うことを恐れ、キャリアがある声優でも賃金交渉をためらっている現実がある。 

 

 

「もっと報酬を上げてくれなんて言った日には、じゃあ別の誰かに依頼すると言われるだけ」と子吉さんは話す。 

 

AIの台頭 

 

政府の規則強化に加え、今後予想される国内アニメーターの減少が待遇の改善につながる可能性があるとの見方もある。日本総合研究所は、人口減少の進行でアニメ制作者が30年には19年比で約1割減少し、制作分数も約1万分減少するとみている。また、声優業においても、生成人工知能(AI)の台頭で簡単な仕事は機械が担うようになり、労働人口の適正化につながる動きが見え始めている。 

 

帝国データバンク情報統括部の飯島大介副係長は、小規模なアニメ制作スタジオの間で統合が進み、1社当たりの収益性の改善が期待されると話す。労働環境改善のためにも「現状の会社数から少なくとも半分程度にならないと到底業界として持続可能ではない」と述べた。 

 

新人アニメーターの労働環境も改善し始めている。杉澤あいなさん(24)は、トムス・エンタテインメントの奨励金を受け取りながら現役アニメーターから指導を受けることができるプログラムに所属。アニメ業界について「これから環境が良くなるのではという希望的観測を持って入った」と話す。 

 

労働条件について声を上げる業界関係者はごくわずかだが、声優の柴田さんは23年に発売されたテレビゲームに自分の声が無許可で使用されたことを知り、抗議した。ゲームを制作した出版社は柴田さんに謝罪し、補償金の支払いに同意したという。 

 

「業界について否定的なことを言うと干されてしまうので、声優はどんな仕事でもしがみ付くしかない。皆、泣き寝入りするしかないと諦めている」と話す。 

 

フリーランス保護に詳しい山田康成弁護士は、フリーランスも事業者なので、自分の身は自分で守るという意識を持つ必要があると指摘。法律を活用し、おかしいと思ったら自分で声を上げていくべきだと述べた。 

 

--取材協力:Ritsuko Ando. 

 

(c)2025 Bloomberg L.P. 

 

Momoka Yokoyama, Takashi Mochizuki 

 

 

( 265240 )  2025/02/14 16:33:46  
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アニメ業界における低賃金や長時間労働の問題が指摘されており、特に制作会社やクリエイターへの報酬不足が深刻な状況であることが指摘されています。

記事によると、製作委員会方式の利点や問題点についても言及され、リスク分散というメリットがある一方で、報酬や権利の分散により制作会社やクリエイターが十分な収入を得られない状況が続いているようです。

 

 

声優やアニメ業界への憧れが多くの人を引き寄せているが、その実態は厳しいものがあることが指摘されています。

特に声優の場合は競争が激しく、ごく一部の人気声優を除いて、多くの声優が十分な収入を得られない現状が続いているようです。

 

 

労働環境や報酬面の問題については長年指摘されてきたが、なかなか改善されていないことが批判されています。

特に、アニメーターや声優などの労働者が十分な報酬や適正な労働条件を得られるようにするためには、業界全体の改革や労働条件の適正化が必要だとの意見が見られました。

 

 

(まとめ)

( 265242 )  2025/02/14 16:33:46  
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=+=+=+=+= 

 

この問題で低賃金や長時間労働の是正と言われると制作会社に目が向けられそうだが、記事で製作委員会方式の功罪に言及しているのはいいと思う。 

記事にもあるようにリスク分散でもあるが権利や利益も分散されるので制作会社やクリエイターに思うほどお金が入らず、安い仕事を沢山しなければならない傾向になりやすいらしい。 

アニメ制作の仕組みから考える取り組みをしてほしい。 

 

▲3150 ▼103 

 

=+=+=+=+= 

 

第一線で活躍されている緒方恵美さんの言葉が印象的です。声優は「なりたい人がなる仕事」ではなくて『選ばれた人がなる仕事』だと。努力だけでは越えられない壁が確かに存在する世界だとは思います。 

ただ一方で声優に限らずアニメに関わる様々な現場から、やりがい搾取のような慣習に関する苦情が未だに漏れ聞こえてくる労働環境はやはり健全とはいえません。マーケットは巨大なのだからその礎を支えている現場の方々が少しでも安心して働ける環境整備は必要だと思いました。 

 

▲246 ▼14 

 

=+=+=+=+= 

 

このような夢を売る仕事は、若者が殺到し、雇用主は安く使い捨ててきました。例えば、美容師とか、ウェディング業界とか、ケーキ屋さんとか。「なりたいことを仕事にする」「なりたい自分になる」とCMとかでも言いますが、若者がやってみたいと大挙押し寄せる業界では、安く使い捨てることが当たり前で、それがみんなに知れ渡っているから、それにひっかかるのは、世間慣れしていない方が多く、結果的にますます声を上げられないという傾向があるように思う。 

どちらにせよ、国が動き出すのは、遅すぎた印象です。すこしまともな業界になっていくことを期待します。 

 

▲2542 ▼146 

 

=+=+=+=+= 

 

昔吉祥寺の某スタジオで某有名アニメの動画を描くアルバイトをした事が有るが、 

腱鞘炎に成る程のハイスピードでの作業で、1枚10円程度にしか成らず好きなだけではやって行けない! 

と直に辞めた。 

当時からブラックなのは有名でしたが、 

本当に好きな人しか出来無い仕事だと思います。 

今はパソコン作業が殆どで技術的作業がメイン?なのでしょうが賃金的には余り改善されて居ない相変わらずの業界の様ですね。 

好きな人の苦労の上で成り立って来た業界ですが流石に人生とを天秤に掛けた場合、 

何時までも現状で存続出来るとは思えません。 

早急な対策で現場の人が憂いなく今後も素晴らしい作品を日本から発信し続けられる業界へと変革して貰いたいと思います。 

 

▲28 ▼7 

 

=+=+=+=+= 

 

20年以上前にアニメの制作会社で働いていましたが、当時から賃金や待遇については散々問題視されていました。いずれ改善されるのかと思っていましたが一向に改善されませんね。構造的にもう無理なのでは?と思っています。 

 

わかりやすいのは声優の例です。需要は限られているのに莫大な数の声優や声優志望者が世の中に存在します。この人たち全てに世間並みの給与や待遇を与えるのはとても無理で、ごく一部の人気声優以外は食べていけないのは当然ともいえます。 

 

大事な文化なのだから行政が補助金で、という声もあるようですが、需要より志望者が多くてお金にならない業界なんて小説・音楽・演劇など数多くあるわけで、アニメだけ特別扱いするわけにはいかないでしょう。 

 

記事にもあるように小さな制作会社やプロダクションには合併してもらって、大きな組織として製作委員会並みにリスクを負うことができれば...と思いますが難しいでしょうね 

 

▲292 ▼17 

 

=+=+=+=+= 

 

日本の中間搾取がひどい。 

多少文句を言いながらも従順に労働をするのが当たり前という国民性もあるのだろうが、もうそろそろ日本人もストライキをするとか、企業側に危機感を持たせる必要もあるのかもしれない。欧米のようにストをしたからクビにするということもできないわけだから、一定に保護されている労働者の権利を行使していく必要もあるんだろう。アニメ業界は今となっては日本文化の柱にもなっているわけで、しっかり業界を是正させていくのも政治の役割かもしれない。 

 

▲1840 ▼127 

 

=+=+=+=+= 

 

子供の頃に友達のお母さんがアニメのセル画塗りの内職をしていて見せてもらった。人気アニメの絵柄で一枚塗って50円だった。10分で何枚のセル画が必要なのか分からないけど10枚で500円100枚でも5000円。アニメーターも声優もその下請けもずっと低賃金が当たり前になってきたんだろうね。映画などで何人動員などよく聞くけど末端の人たちには届いてないのだろうか。見る人に夢を届ける仕事なのになんか切ない話だよ。 

あと声優育成コースなどがある専門学校がたくさんあるけど、卒業して仕事につけるのは一握り以下だろうっていつも思う。夢食い系の学校はぶっちゃけ金儲けの手段だよと子供に話してるよ。 

 

▲803 ▼22 

 

=+=+=+=+= 

 

できるだけ、日本に強みのあるこういった産業は保護して欲しいと思います。 

 

税金で補助するのは賛否両論あるかもしれませんが、雇用助成金のような形で、重点産業には補助金を出すのもアリだと思います。ただし、形だけの会社でなくきちんと実績を出すことを条件とすべきです。 

 

今の時代は、中国でも生成AIを使ったアニメ制作が急速に進んでいると聞きます。 

 

あまりにも人件費が安く、働く人がいなくなると、生成AIで作られた安いアニメが世の中を席巻する事になると思います。 

 

▲1338 ▼220 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメの実績を示すのは、かつては初回円盤の短期的売上高しか見てなかった。今ではストリーミング、グッズ発売も勘案した少し長期的な視野で見る作品も多く成り続編を作り易く成った。続編は一定の収入が確保出来る安定材料に成り得るので是正は進むと思うが、「キミ戦2」の様に作画崩壊が原因で中止リスクも有る材料・人件費の変動で財務は難しい管理が必要だが需要は高いので頑張って欲しい。 

 

▲83 ▼13 

 

=+=+=+=+= 

 

部外者ですが、アニメーターは新人の能力差、成長速度にバラツキが大きい印象があります。 

として事務やシステム開発といった業務と違って、絵という形で成果のクオリティが見える化されてしまう厳しい仕事です。 

そうした面で、若い頃は絵のレベル的に高いお金を要求しづらい空気があったり、雇用主がそうした面に付け込んでいる可能性があるのではという気もします。 

近年は海外の業者が高い報酬でアニメーターを引き抜いているという話も聞きますし、作画の労力を低くするデジタルツールも出てきていて、今後も変化が激しい業界なのではと思います。 

 

▲451 ▼78 

 

 

=+=+=+=+= 

 

他の職業にも言えるけど、フリーランスの稼ぎに一定はなく、逆にかなりの収入の方もいます。実力以外にも運の要素もあるかもしれませんが、声優さんの場合、アニメ以外にもナレーターやライブなど、多岐に渡るのが一般かと思います。いわゆるサービス業や夢を届けるような職というのは、時給に直すと、給料は水準より低くなってしまうのかなと感じます。 

 

▲183 ▼19 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメ業界だけにはとどまらず、飲食サービス、運輸サービス、接客販売サービス等低賃金な業界はまだまだあると思います。その場で喜んで感謝してもらう仕事は人の幸せも対価と言われ、お客様は神様みたいに言われてきてますが、働くからにはお金は公平な対価としていただきたい。限界のある身体なので休みも欲しい。感情に限度もあるので人として対等に接して欲しい。 

 

▲53 ▼4 

 

=+=+=+=+= 

 

友人の一人娘が若くしてこの世を去ったのを思い出した。声優志望でした。 

アニメ好きな人は惹かれますよね。スクールもたくさんあって、現場で必要とされる以上の声優志望者を集めて繁盛しています。 

昨今は、夢をあきらめるなとか、好きなことを仕事にとか、どこか何者かにならないといけないように煽る教育が行き過ぎていると感じます。うまくいかなかった時に怪我を最小限にする転び方や仕事との距離の取り方を学ぶ機会をもっと増やして欲しいな。 

 

▲33 ▼10 

 

=+=+=+=+= 

 

この話を始めて何十年経っただろう。 少なくとも20世紀には、こうした問題は多くの人達の間で認識が共有されていた。 何度も議論がおこり、そのたびに立ち消えていった。 モノを実際に作るアニメーターさんや原画さんやデザイナーさんや声優さん達は、いつまでも生活が良くならない。 国連が介入したからといって、この世界が簡単に変わるとは思えない。 外圧よりも、司法が動いて、何十人も逮捕者を出し、有罪判決を出して、テレビアニメの半分以上が消えるくらいにメスを入れないと、この問題は解決できないと思う。 

 

▲167 ▼24 

 

=+=+=+=+= 

 

セーラームーンや勇者シリーズ、Vガンダム が放送されていた頃、アニメ雑誌を購入していました。アニメージュに、ジブリだったかアニメーター募集の広告が掲載されていましたが、十数万円だったので、東京でこの金額なら生活出来ないなと(子供心に)思った記憶があります。同じ頃、サザエさんの主要キャラの方々が何本も収録しないと生活出来ないと言っていたので厳しい世界だと思いました。アニメーターも声優も頑張ってなるより、(才能があった上で)選ばれてなる職業だと思います。 

 

▲24 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

需要と供給の問題もあると思う。 

毎年、専門学校や養成学校から多くの卒業生が供給される現状では、製作サイドが圧倒的に有利だろう。 

成功している声優は、歌や舞台、テレビやラジオ番組、とマルチに活動しているから、声優一本で新人が生き残るのが難しいのは自然な流れ。 

賃金を上げることは良いが、大半が仕事にありつけない状況では意味がない。 

歌手や俳優も同じ状況だと思うけど、問題にはなってない。 

多くの人が夢を追うが成功するのは一握りという仕事は、どれもそんなものだろう。 

製作現場における長時間&低賃金も問題も、実際に作品が放映されている状況を見れば納得してしまう。 

夜遅くてCMスポンサーも限られ、円盤の販売益も滅多に儲けが出ない。 

作品数が多すぎることが価値を下げて悪循環に陥る要因だと思うが、どうなんだろう。 

まあ作品が減れば、益々仕事にありつける人数が減ってしまうけど。 

 

▲45 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

友人に、それぞれ別会社で、某有名アニメの作画監督をしている子と動画を担当している子がいますが、本当に休む暇がなさそうです。 

週休2日とは名ばかりで、休日出勤も普通にあり、週1日休めてもその前日が夜遅くまで作業に追われているので何もできず寝ているだけと言っていました。 

動画を担当している子は正社員ですが、ボーナスが1円もないと言ってます。 

その子は台湾人ですが、日本のアニメ業界は劣悪でこの先は中国が台頭してくるだろうと冷静に見ています。 

日本が大好きな台湾人の子で、あまりに仕事環境が劣悪なので、日本人として何だか申し訳ない気持ちになってます…。 

 

▲57 ▼4 

 

=+=+=+=+= 

 

私は昔アニメのセル画のキャラに筆で色を塗る仕事をしてましたがその時の給料は8万でした。正直好きじゃなかったらできない仕事でした。でも現実問題8万じゃ生活費、税金などを考えると仕事は続けられませんでした。アニメの仕事しながらバイトした方が稼げるよなと思ってました。今は当時より給料は上がってると思いますけどそれでもまだ少ないと思います。このままだと若い人がアニメの仕事からどんどん減って行くと思います。 

 

▲21 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

声優さんで若くして病気で亡くなる方が多いのも、低賃金で通院できないため検査による病気の発見が遅れる、仕事を取るために通院の時間を確保できず悪化する、そもそも健康診断を受ける機会がないなどの深刻な問題があると知りました。 

 

野沢雅子さんなど古くから声優の待遇改善を求めて声を挙げている方はいらっしゃいますが、業界全体での意識改善、さらにファンがそれを後押しすることがとても重要です。 

 

▲93 ▼36 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメの専門学校を出た知り合いの娘さんが、どこかは知りませんがアニメ会社に就職し、2年もしないうちに辞めてしまいました。専門学校まで行って勿体無いと思いましたが、こんなんじゃ仕方ないですよね、生活しなきゃいけませんから、、保育士などもそうですが、勉強したのに業界の現実を知ってはいても体験し、好きだけでは無理なんだ、、と去っていかなければならないのは、気の毒だと思います。 

 

▲54 ▼5 

 

 

=+=+=+=+= 

 

自分の職種もそうだが、海外の同じ業種と比べると日本は施設や物にお金はかけるが、人にはお金をかけない傾向が強い。全般的に雇用体系は見直すべき。 

特にアニメは世界に誇る日本のコンテンツなので大事にしてほしい。 

 

▲42 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

まず、アニメーターの方は今の状況は大変困っていることだと思う。 

長らく、その職人の技術を「やる気搾取」で安く買いたたかれてきた。 

まず今は、是正すべきだとは思う。 

ただ、この辺りはまもなく技術革新がされ、 

(AIがある程度のイラストを指示通りに書ける時代になってきた) 

人手がかなり必要がなくなる可能性のある分野ではあるため、 

近い将来は解決する見込みもあると言えばある。 

 

声優については、正直なり手が多すぎるのではなかろうか。 

ナレーションをこちらもAIが行う番組なども増えており、 

こちらもかなり今後、必要量が減っていく気がする。 

プロ野球選手が育成含めても1000人満たないところに、 

声優は女性だけでこれを超える。 

声優についてはもともとの食い扶持となりたい人のアンバランスさが 

原因なのではなかろうか。 

 

▲58 ▼10 

 

=+=+=+=+= 

 

収録でとある声優の方を呼んだのですが、チョイ役なのに台本はボロボロになるほど読み込まれ、移動中なぜかコロコロ転ぶのでどうしたのと聞いてみたらキャラ付けのためだそうで、別れ際にノーギャラで良いので採用してください!と激しく言われプロが自分の仕事を安売りしちゃいかんよと説教したことがあります。自分が大御所のプロデューサーならともかく当時はただの雑用係Aであり、それにすら気を配らないといけないこの世界の厳しさを垣間見ました。 

 

▲45 ▼6 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメ業界で絵を描いていて思うのですが、アニメの絵を描く適正はアスリートのそれと似ていて、早くうまく描ける人しかなれないと思った方が良いと思います。 

早く巧みに走れる人しか、食べていけるアスリートに成れないのと同じようなものだと思います。 

走りたければ誰でもプロのランナーになって、食べていけるようになれるわけではないですよね。 

それと同じで、アニメが好きだからアニメの絵描きになれるわけではないのではと思うのですが、好きを理由に適性が低そうな人も沢山業界に入ってきて、苦労するだろうなと思って見ています。 

教えれば早く走れる様になるわけでないのと同じで、教えて早く上手く描けるような人は最初から適性がある人で、見ていると何となく分かります。 

でも、あなたはあまり向いてないかもしれないなんて言えないですよね。 

自分で気づいてもらうしかないです。 

 

▲9 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

制作現場を知っている立場からの意見になりますが、業界全体の体質の問題があるのは大前提だけど、あえて言うのであれば、現場レベルの工数意識の問題もあります。 

高クオリティな映像を作ることが絶対的正義なので、予算管理やスケジュール管理や工数の概念がまるで存在していません。いくらスケジュールや予算が超過していても、監督のリテイク指示には基本的に逆らえず、たとえ深夜や休日であっても待機して対応しなければならない。そしていい作品が出来上がって売れたとしても現場には還元されない。むしろ予算超過によって経営が圧迫され、矢継ぎ早に新たな仕事が積まれていく。そして手が回らなくなってクオリティが落ちて監督からリテイクが出て、対応して、予算が超過して現場は疲弊していく。延々と繰り返されているループです。 

これでは仕事として成り立ちませんし、優秀な人材も外へ流出し続けるのは当然の結果です。 

 

▲37 ▼4 

 

=+=+=+=+= 

 

元制作のアニメーターですが、量産されている異世界系のどうでもいい作品を作るのやめてその分の予算をもっと売れる見込みのある作品につぎ込んでもらいたい。 

でも製作委員会はそれをやらないからこんなことになってるんだろうな。 

アニメ産業は3兆円だがアニメ業界(制作会社など)にはその1割の3000億円しかきていないわけで、9割は別なところが持って行っている。 

今現在原画単価は5000~6000円だが、ここ数年緩やかに上がっているものの微々たるアップでしかないので、制作費を倍増してもらってもっと上げてもらいたい。 

製作委員会は金出し渋るから国が直接指導する形で、お金が下りてくるような形が作れるとありがたい。 

 

▲9 ▼5 

 

=+=+=+=+= 

 

日本の誇る産業なので保護してほしいという気持ちはあるものの、それに目をつけた人たちに食いつぶされている感も感じる。 

 

低コストで低品質なものを乱発している感じがするというか…いいように金や利権の道具にされているというか… 

 

作画ひとつとっても、昔は口が動けば顎や輪郭も動いていたが、今は絵に貼り付けた口だけがパクパク動くものも多い。 

ビジネスだから仕方ないし、時代の流れもあるとは思うけど、何となくやらせない気持ちになる。 

 

▲121 ▼21 

 

=+=+=+=+= 

 

最近YouTubeで外国人観光客が日本の料理に感動するような動画が多いが、登場する外国人(欧米人が多い)が日本に興味を持ったきっかけのほとんどがアニメであることに驚いた。 

別にオタクっぽい外国人ではなく、ごく普通の観光客でさえそうなっているほど、日本のアニメは世界的に大きな魅力を持っているようだ。 

政府も少し前から「クールジャパン」などとアニメを位置づけ、海外へ魅力を発信しようとしているようだが、肝心のそのアニメを制作する業界が崩壊してはどうしようもないだろう。 

手遅れにならないうちに国策として抜本的な是正策を講じる必要がある。 

 

▲0 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

この業界では昔から言われていることですが、ほとんど状況は改善されていないようですね。声優さんたちも労働組合のように集団で条件闘争できるような仕組みが必要なように感じます。なんとなれば弁護士等の士業のように強力な協会組織があれば良いのかもしれません。歴史的な慣行もありなかなか難しいのかもしれませんが、やりがい搾取を前提とするような業態では将来が危ぶまれます。 

 

▲19 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメはもちろん、 

漫画業界も労働集約型から変容していくかもしれません。 

 

手作業で背景や人物などを丁寧に仕上げることはもちろん味があるのですが、そこに色付けとなると圧倒的にウェブトゥーンとの相性が良いデジタル仕事になります。 

 

アニメや漫画は夢ややりがい搾取の代表的業界と思われますが、夢ややりがいはそのままに労働環境の適正化を目指すとなると、必然的に激しい競争が発生しそうです。 

 

それが自然だと言われたらそれまでですが。 

 

▲8 ▼3 

 

 

=+=+=+=+= 

 

声優さんの境遇は今に始まったことでは無い。 

昔から食っていけないと言われてたが、それは供給過剰なため。 

確かにファンとしてなら憧れの職業だし、売れたらそれなりに 

食ってはいけるが、それはほんの一握りの人だけ。 

実際に知り合いに元声優さんがいたが、やっぱり食えなくて、 

ナレーターとか地方ラジオのパーソナリティとかされたけど 

やっぱり食えなくて、結婚を機にきっぱりと足を洗って 

(この表現が正しくないことは承知してます。)一般の職業に就いて 

今は幸せになられてます。是正と言っても、 

次から次へと、「報酬など安くていいからメジャーな作品に出たい。」 

ってのがわんさかやってくるからね。そりゃ報酬も上がらないよね。と思う。 

 

▲42 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメーターです。 

私は発達障がいで話すことも聞くこともまともにできない。 

収入面考えて別の仕事してた時期はとことんうまくいかず、うつ病に。 

アニメだけはどんなに大変でも、1日数百円にしかならない時もあるけど嫌にならない。好きなことをできているから満足だし、自分ができることはこれしかない。収入少ないけど、ないならないなりに過ごせば何とか生きていられる。子どもたちに少しでも楽しんでもらえたらという気持ちで作ってます。 

 

▲53 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

最近のアニメはflashアニメのような動きの不自然な質の悪い作品が多く、見る気が失せるし良い原作も質の悪いアニメーションで機会損失をしていると感じています。このままでは過去のATARI社のような結末になるのではないか?漫画も無駄にカラーにしていて白黒でありつつ技術を要する作品が減っていくようで恐ろしい。。これらすべて改善する為にも賃金含め業界の立て直しを切に願います。 

 

▲14 ▼19 

 

=+=+=+=+= 

 

フリーランスや零細企業が多数を占める業界はどこも構造が似ているところはある。 

介護業界と比較されるが、そもそも介護は国として必要な社会インフラであるから、より国のテコ入れが必要なのは介護に軍配が上がる。 

美容師も国家資格を持ちながら、収入は高いとは言えない。 

 

日本の若い世代は確実に減っていて、アニメ制作の担い手も減っていくだろうし、見る人も減っていくだろう。 

そもそも子どもがアニメや漫画を見る機会が減っていると、自分の子どもを見ていても思う。 

流行しているアニメや漫画の話そのものがほとんどない。あっても、ごく一部の既に有名なシリーズだけだ。 

世界中の動画やゲームがもっぱらの娯楽になっている。 

 

今は大人の消費者がアニメ需要を支えているのだろうが、彼らも子どもの頃から親しんできたからこそだろう。 

今の子どもが大人になる頃には、需要も激減し構造が大きく変わる気がする。 

 

▲5 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

構造的な問題や業界の問題もある。 

雇う側がやりがい搾取で安くこき使ってやろうという10000%悪意に満ち満ちた考えであることも見え透いている。 

 

だが低賃金でも進んで仕事を引き受ける人が居るということは忘れてはならない。 

 

低賃金でも引き受けるということはそれは本人の意思がそれを許容しているということ。 

 

搾取される要因を働く人自身も一端を担っている。 

 

そこの意識も変えていかないと、低賃金の問題は簡単には解消しない。 

 

最低賃金を保っていれば法律上は問題ないし、個人事業主なら尚更だ。 

 

雇われる側が一丸となって、意識・足並みを揃えて訴えていかないと、 

低賃金でも進んで仕事を受けるような人を無視して個別ケースで報酬改善を語ったってダメだ。 

 

▲11 ▼8 

 

=+=+=+=+= 

 

製作委員会を構成している一部のメーカーや広告代理店が出し渋っています。 

特に広告代理店は、メーカーと制作会社を繋ぐパイプ役になる事が多いと思いますが、全く機能していないどころか、メーカーに忖度して、目先の金しか考えていない会社もあります。(全ての会社や担当者ではありませんが) 

 

結局、前例主義で「前の作品や他の作品は、予算を抑えて作れた」という考えがあり、そこから抜け出せないでいます。制作会社も長年言いなりになっていたり、そもそも交渉力のある人も組織も多くないと思います。 

 

できるとは思わないですが、プロ野球やメジャーリーグのように、交渉に第三者の調停人が介入するような制度と、半強制的に制度を利用するような形にしないと、業界が衰退する方が早くて間に合わないかと思います。(衰退は、完全になくなるという意味ではなく、力のある良い作品を生み出せる業界では無くなるという意味) 

 

▲20 ▼12 

 

=+=+=+=+= 

 

その昔、夕方から夜まで毎日TVアニメが流れていた時代、 

とても低品質の作品が大量に製作されていた。 

聞けば、「安くていいから仕事させて」という制作会社が乱造していたという。 

「アニメーター」という夢の仕事に若者が殺到し、 

とにかく(安くても)仕事がしたかったらしい。 

今は声優が「夢の仕事」となり、同様の状況らしい。 

要は、あらゆる仕事領域で「最低賃金」を保証し、 

それに違反したら罰則、ということを法的に徹底するしかないと思う。 

これが守られなかったら、自分の首を絞めることになる。 

 

▲3 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

この件は労働者側の意識も変えないといけない 

とにかく声優プロダクションやアニメの下請けは小規模、フリーランスが多く、制作側の企業と規模が違いすぎる。企業規模の改善と組合の加入を義務化し、低賃金や長時間労働と戦う姿勢を見せる必要がある。日本はアニメーターも声優もなりたい人が多すぎるんだよね。だから今の仕組みでは買い叩かれる。もちろん制作側の規制も必要だけど。 

 

▲23 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

過去にアニメ業界への道を志した事がありましたが、この時代でも圧迫面接をする会社が複数社ありました。 

実際に勤めてた知人の話によれば入れてもパワハラ当たり前のギスギスした昭和体育会系らしいですね。 

 

大抵こんな体質や雰囲気の会社は人手不足だと被害者ぶって言う割に今いる社員を大切にする気皆無な場所がほとんどですが、アニメ業界!って言葉で来る人も多いので人間は使い捨て感覚なのでしょう。 

 

本当に業界を守る気があるならまずは働きやすい環境作りからした方がいいと思いますね。 

 

▲12 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

このいびつな「産業構造」は傍から見ているととても分かり辛い。黎明期の試練や困難を乗り越えて今日の隆盛があるーという業界であれば、昔は苦労したけど、今は…というのが普通だろう。ところが、アニメ業界は、半世紀前に手塚(治虫)先生が、作品中で「アニメーターは、漫画家より食えない業種。なりたい人は心して!」と警鐘を鳴らした時代から基本的に何も変わっていない、というのだ。好きな事でメシが食えるのだから、貧乏はアタリマエーといった“神話”を利用して、この業界での活躍を夢見ている人々から、結果的に搾り取れるだけ取って上前をはねる、構造的な搾取が今も平気で慣行化しているとしか思えない。 

 

▲13 ▼1 

 

 

=+=+=+=+= 

 

漫画が原作のアニメとか費用が掛かる部分もあるかもだけど、どんな面白い漫画であってもそれがアニメになった場合はアニメのクオリティ次第のところある。アニメーションの綺麗さや声優次第で漫画以上か以下か決まる。 

何故か惹かれる作品など声優みたら好きな声優だったなんてことは多々ある。つまりどちらも相当なウエイトを占めているといっても過言ではない。 

その先で人気キャラのグッズが売れるのも3D化が上手くいっているからだ。 

なのでアニメ制作会社や声優に支払うお金がその時は無いにしてもその後のロイヤリティに少し割り当てがあって当たり前だと思う。 

 

▲14 ▼4 

 

=+=+=+=+= 

 

声優の給料は経験年数と実績によるランク制で、新人は15000円。組合があるのでどこの事務所に所属しても同じです。何年か経験すると上がっていくけど、それまでは声優一本で暮らすのは難しいですね。夜中にバイトしてる子はとても多いです。ただ、俳優と違ってコネだのお気に入りだのあっても一律なので、ある意味公平とも取れますが。とても厳しい世界です。 

 

▲12 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメ業界が厳しい労働環境にあることは、広く知られた事実です。芸術家や芸能人と同様に、安定した収入を得るのが難しく、「やりがい搾取」が横行する業界であることは、今に始まったことではありません。 

 

確かに、アニメ制作は作業集約型の産業であり、今回の記事で指摘されている問題点も的外れではありません。しかし、この状況は手塚治虫氏の時代から続いており、業界の構造的な課題として長年にわたり放置されてきた側面があります。 

 

記事に登場する声優の方も、この厳しい業界の現状を理解した上で進んだはずです。その意味では、ある程度の自己責任が伴う職業選択であるとも言えます。 

 

もちろん、業界全体の労働環境が改善されれば、より多くの才能が正当な報酬を得られるようになることが期待されます。しかし、長年の慣習や業界内の価格設定の問題を考えると、その実現は容易ではないでしょう。 

 

▲9 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

テレビで放送される30分枠のアニメ1話の制作費は少し前まで1500万円、12話完結の制作費で1億8000万円とかなり安い金額で作られていましたからね 

 

その制作費には音声や画像や声優諸々の諸経費が含まれていますが、エンディングテロップを見るとかなり大勢の方々が携わっていて、給料かなり安いんだろうなと当時から思っていました 

 

アニメの制作費も1話3000万円位はかけてあげないと、サラリーマンより安い給料になってしまうかもしれませんね 

 

▲13 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

日本はこの手のクリエイティブな業種に関しては扱い低いですからね。 

「好きでやってるので収入安くても文句言ってこないし」という考えを上の方が都合よく思っているのが何十年と続いているのが現状。 

そんな大勢の現場作業者の中で絵を作る才能に恵まれた少数のクリエイターの必要性を管理する上の連中が理解出来ていない事が多いのですよ。 

この手の作業って絵を学校で勉強したから、PCの必要なツールの機能を使えるから、だけではなくふわっとした言い方になりますが、センスを持ち合わせたクリエイターを守っていかないと日本のクリエイティブは行き詰まるだろうなと思います。 

アニメに関わらず、CG業界なんかも一緒。 

制作発注している側がクリエイティブを理解していない事が多過ぎなのも問題。 

 

▲24 ▼4 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメ業界の崩壊リスクについて産業崩壊の話で声優さん側で記事では触れているが、そちら側では本質に触れられない(声優さんの場合、ギャラもだが芸能業界の気質の要因もある)ので、絵を創る側を例とした方がよい。 

外資が入ってきたことで一部是正はされてきているが、国内のシリーズなどの予算がまず10年単位レベルで現場まで降りてきた段階で変わっていない。そもそもの額が少ない。そのため制作工程における各署への歩合比率(というか絶対値)も変わらない。 

原画工程、動画工程は1カット、1枚の歩合制だが値段ほぼも変わらない。増えたとてかつてのアニメより圧倒的に線の数も求められる技術も増えたため、完成まで時間が何倍もかかり全くギャラと見合わなくなっている。幾多の技術革新で作業工程は躍進しているが、それらはスケジュールの短縮の裏ワザにばかり費やされている。 

……是正と言われ、何をどうすればいいのか、というのが現状。 

 

▲10 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

単純に誰でも出来る仕事は安いですし、 

その人しか出来ない仕事は高いです。 

 

声優なんて日本語が話せれば誰にでも出来る仕事なのでしょう。 

後は努力と運でオンリーワンの人気を得るとか何かしらの付加価値を身に付けないと、 

若手がとても多いと聞きますので単価の安い人間に仕事は流れますよね。 

 

その声優を起用することでアニメの売り上げが変わるような付加価値のある声優でもない限り、 

支出を抑えてやっすい人を起用しますよね。 

 

▲3 ▼12 

 

=+=+=+=+= 

 

どこが暴利をむさぼっているのかは知らないけど、制作しているスタッフまでお金が回らず 転職するしかないような話はよく見かけますよね。  

その結果、外国の制作会社はAI等を利用しつつ出てきた。 アニメ制作会社は買い叩いてくるTV局等に売るのを辞め、 Netflix等の適正な価格で買ってくれる所だけに売るようにした方が良いと思う。 

 

▲29 ▼7 

 

=+=+=+=+= 

 

そーなると、漫画家もその内規制が入るだろうね。パン屋、ケーキ屋、豆腐屋、建築業、作業従事者?知らん所で当たり前の様に長時間働いてる人達が居る。物作りって、そういうもんだと感じる所がある。 

そうでない職業の人達に、それをやりがいとも思ってる人がいる事も知って欲しいし、そうじゃないと思ってる人達には救いにもなるだろう。 

その不均衡さが物作りだと思ったりするから、なんでも規制に走らない方がいい気がする。 

 

▲1 ▼7 

 

=+=+=+=+= 

 

非常にまとまった記事で、自分自身も理解が深まったと感じました。 

従来、製造業は、製造ラインでの低賃金雇用のなか、大量生産で収益を上げてましたが、コンテンツ産業も、多くの低賃金でのサービス提供の上に成り立ってることが、明確になってきてるのかと思いました。 

 

特定のキャラクターで名を上げることで、副収入により、光ったビジネスにみえる部分がキラキラと映ってるんでしょうね。 

 

これから、AIが進化してくると、ベースの部分は、AIが作成して、その特徴的なキャラクターの発言のみが、人の感情で伝えられるような作品も増えるのかもしれません。 

 

声優の役割は、もっと進化して違うものになるように思います。 

 

▲2 ▼3 

 

 

=+=+=+=+= 

 

東京五輪を決める段階の時に指摘されたポイントだが、日本は広告代理店の中抜き多すぎな所もマイナスポイントになってた。 

アニメ業界は代理店はホワイトカラー、作る現場はブルーカラーになると思うが、日本の仕組み自体がホワイトカラーを上に見過ぎてブルーカラーに優しくない様には思うし、結局現場に冷たいから成り手が少なく手が回らず、インフラなら八潮の様な事態を引き起こす要因にもなってるとも。 

もう外国人労働者でとかで賄いきれないラインに来ようともしてるし、もう少しAI発達したらホワイトカラーの仕事なんざかなり奪われるだろうから、まあそれでも最低限指揮官としてのホワイトカラーな仕事は必要ではあるがブルーカラーの成り手が増える様に金の流れ考えんとは。 

 

▲165 ▼21 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメは日本が誇れる物の一つなのに、実際に汗水流して良いものを作ろうとしてる人たちの下には全然金が行かないのはかなりの大問題。このままじゃそう遠くない内に韓国中国辺りに食われる。 

それに需要が高まってるとは言え、低予算のカスみたいなアニメが量産されてるのも見るに堪えない。そんなの1話で即切りして関連商品を買う事もないし、好きな作品が酷いクオリティでアニメ化すると本当に悲しくなる。 

こういった問題が改善されることを願う。 

 

▲21 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

国としても一大産業として推してるのだから業界の待遇改善など手厚い施策を施してほしい。アニメ、漫画で日本を知って、日本に来る海外の人のなんと多い事か。単にアニメではなくこれが観光業にも広がっており、これほど日本の文化振興に貢献してる業界も少ないのではないか。漫画家、アニメーター、クリエイターは文化勲章ものです。 

 

▲35 ▼15 

 

=+=+=+=+= 

 

医者と同じで、やりたい人しかなっていない世界なのではないでしょうか。 

いい意味で、志がしっかりある方が多いと感じます。現場から苦情が多いのであれば、是呈する必要があるかもしれませんが、皆辛抱するのも納得の上なら、無理ないようにお願いしたい。飲食店と同じで人件費高騰で、倒産しました、は数人の苦情のために、全員が職を失う事になる。お金かかるなら、制作依頼しないとかも発生しそう。アニメ業界も、今では一流職種と認識されていますし。高騰が原因での崩壊だけは、防いでもらいたい。日本の誇れる文化でもあります。何なら、大規模な国支援もしていいくらい。金融企業ばっかりじゃなくてね。 

 

▲10 ▼10 

 

=+=+=+=+= 

 

AIの支援による生産性の向上が待遇改善になるとは思っていない。 

むしろ逆にアニメーターの低賃金化を促すと思っている。経営者は生産性が2倍に上がれば作品を2倍作って、利益と実績を倍にしたいのが本音でしょう。 

これはアニメ業界に限った話ではない。 

より競争が激化し、低賃金化が進むでしょう。 

 

世の中にはこういう仕事をなのか趣味なのか曖昧な、丁稚奉公のような仕事が沢山存在する。 

アイドル、芸人、演劇、料理人、パティシエ、デザイナーなどもそれに該当すると思う。 

 

華やかな側面ばかりが印象に残って、現実はあまりに厳しい側面が知られていない。 

成功した人だけでなく、その道を選んで成功しなかった大半の人たちの収入などをもっと可視化して、業界の人口を調整した方が良いと思う。 

 

あと、ネトフリなど配信によりアニメは収益の拡大が見込めるようになりつつあったのに、国連が騒ぐせいで契約が難しくなっているらしい。 

 

▲2 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

ずっと、アニメを愛している者として、深く考えさせられる記事でした。 

長時間労働で低賃金・・・アニメ制作に関わっていらっしゃる方々の健康が心身ともに心配です。 

現状を変えることは難しいかもしれません。でも、制作現場の労働環境の改善は、アニメの質の向上につながり、制作サイドにとっても、視聴者にとってもウィンウィンのはず。 

改善されることを切に望みます・・・。 

 

▲1 ▼5 

 

=+=+=+=+= 

 

希望を持って、色々な職業を持って社会で働きたいと思っても、こう言うことになる。 

現在は負け組と勝ち組が大きく分かれてきた様に思う。 

勝ち組以外は食べていくだけで精一杯の社会に収斂していく気がする。 

問題意識を持って頑張ってきた、団塊の世代が鬼籍に入ると加速していくだろう。 

 

▲9 ▼5 

 

=+=+=+=+= 

 

いわゆる夢を追いかけるとか手に職といわれる業種問題ですね。会社員から見ればそれらは羨ましくあるのですが、保護しなければならない面もあるとは思います。 

 

例えば、自衛隊(ジャニーズも?)のように経験年数に応じて試験をするなどにて、能力が見合わない、または芽が出ないと判断された場合は継続雇用できないようにするとかですかね。 

 

保護ではなく単純に厳しいように見えますが、業界の質や環境改善や、個人の将来を考えれば致し方ないとも思います。 

 

▲20 ▼36 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメ化の際には漫画家にお金を払わない漫画雑誌者もアニメーターを安く使うアニメ会社の偉い方もそろそろ真っ当な契約や給与を払わないと他の国に持ってかれると思います。 

外国の会社が真っ当な契約とお金を払うとなった時に慌てて同じことをしようとしても手遅れだと思います。一刻も早く真っ当で誠実になった方が良いと思います。 

 

▲1 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

結局テレビ放映ありきの方式が厳しいわけです。 

もちろんその中でも有名人気作は採算取れているでしょうが、制作費ではなくグッズやその他の売上で儲けている現状だと思います。 

 

打開するにはNetflixのようなサブスク業界が直接大金を投じて作るしか無いと思います。 

私はかねてより日本のアニメ業界が結束して日本版のNetflixを作って、日本のアニメを直接世界中に配信する方法がいいと思っています。 

Netflixやアマプラに頼らなくても、コンテンツは持っているわけですから。 

 

▲8 ▼2 

 

 

=+=+=+=+= 

 

深夜に放送されてるアニメを何気なく見ていたら最後に製作に関わった人達の名前がテロップに出るけど、実に多くのスタッフが関わっているのに驚きました。その中でも韓国っぽいお名前も多くあったので、アニメ製作も今や日本人のみならず海外の人材も必要とされるのかと思った次第です。今のアニメブーム、海外の人材に頼るような現状なのかなと思いました。 

 

▲9 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

声優さんより(今やアイドルみたいだし)、原画・動画やその他の製作者がもっと報酬を受け取る仕組みが必要だと思う。ドラマでも俳優に目が行きがちだが、裏方のほうが職人技だと思う。そういう人達に適切な報酬が行くように、法整備され、法の運用がなされてほしい。 

 

▲2 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

知らない方にざっくり知ってもらうには良い記事だが、十分かと言われればどうなのか 

声優に関しては、専業で食べていけるのは極めて少数であることは変わらないものの、90年代以降は専門学校等の乱立で供給過多となっている事(されに言えば画一化の方向にある)、近年はアイドル的な立ち位置での需要もあり、本来の声優としての人材育成が難しい事などもあるのではないでしょうか 

給与面での待遇改善もいくつか行われたものの、現在の供給過剰な状態では、なかなか改善も進めにくくなっている印象 

制作側については、製作委員会方式の普及により、製作しやすくなった反面、現場を担う制作会社へのリターンが少ない状況で、製作委員会に組み込めない中小規模の会社が特に割を食っている状況では無いでしょうか 

 

▲0 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

日本俳優連合にチカラがあれば良いんだけど、制作側に寄り添った考えから出演料表なんかも作ってるし、 

外野から見ると本当に声優を守る為の組織なのかついつい考えたくなる。 

更に需要に対して、供給する人間が多い買い手市場だし、 

これからも労働環境は変わらないように思う。 

昭和にストライキやデモを行った時に、制作側のインタビューとして困るのは商品を買う客側。 

料金が高くなっても良いのか?と答えていたのが物凄く印象的だった。 

 

▲1 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

外資のエンタメの方が余程クリエイターに正当な報酬を支払っている。 

日本のオールドメディアが衰退している要因の一つだと思う。 

アニメーション作品も、発表の場をテレビでは無く、外資のサブスクリプションに移行していってるのは当然の流れ。 

加入しないと観れないなら、仕方無く課金するよ。 

それでしっかり作品制作者に還元されれば良い話なので。 

 

▲59 ▼13 

 

=+=+=+=+= 

 

日本のアニメが現場に分配される金額が少ないのは事実で改善されるべきだと思うけど、 

この方のキャリアを見ると声優としては1984-1995の約10年間で以後は過去作のゲーム化で 

スポット的に参加してるだけなので「声優では食べられない」と言われてもそうだよねとしか言えないし、この方はナレーターとか司会など幅広くされてたのに、アニメだけにスポットを当てるのは違和感を感じる。 

いずれにせよ、人気商売だから競争は激しいし、ある程度淘汰が発生するのは他の業界も含めて自由競争社会では仕方がないと思う。 

今の声優さんたちはみなレベルがとても高いけどそれはその厳しい競争を勝ち抜いた結果だと思う。 

少なくとも全ての声優さん達が食べられるぐらい稼げるようにするためには新規参入を規制する必要があるし、それは業界の停滞につながると思う。 

そのうえで老後の生活が厳しい云々なら特定業種ではなく社会保障の拡充を訴えるべき 

 

▲6 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメ業界のことはわからないまま、見させてもらっている。 

推しの声優さんもいて、出演される作品は必ずみてる。 

声優の仕事は、ベテランの方でもオーディションがあるときいたことがある。厳しい世界だと思う。アニメーターの方、声優の方の努力が報われるようになってほしい。 

 

▲1 ▼4 

 

=+=+=+=+= 

 

労働環境は改善すべき。 

それがさらによい作品に繋がると思う。 

このためにはユニオンが必要かも。 

ただ、記事を読んでいると声優もクリエーターも飽和状態にあるように思えた。そうだとすると単価は改善するが、多数の人たちが仕事から溢れることになるような気がする。 

AIにより更に人が必要なくなる未来もある。 

一方で、ほとんどコストをかけず、AIを使って言語障壁を超えて、世界中でビジネスするチャンスでもある。日本というブランドを活かして、他国を圧倒できる今、現在の搾取の上に成り立つ砂上の楼閣ではない、確固たる産業として飛躍してほしい。コンテンツビジネスのロールモデルはたくさんあると思うので、ぜひ、学習して前に進んでほしい。数十兆円から3桁兆円規模の産業にするチャンスが目の前にある。 

 

▲3 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

いわゆる製作委員会方式の功罪ってやつで、こけたら倒産するレベルの負債になるので委員会方式でリスクを分散する事で、利益も分散する。 

そしてスポンサーからお金出たら、1本いくらでと大量生産しがちで、平均的なクオリティーでどれか偶然当たるまでまったらペイ出来るというのを繰り返してる時点で厳しいんじゃないかな。 

 

▲7 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメーターの薄給は今に始まったものではなく昔から言われており、その根本的な改革に取り組んだのが宮崎駿でりスタジオジブリ。 

しかしそれでもアニメがヒットしなければ給料の改善は出来ない。 

そのスタジオジブリも日本テレビ傘下に入ってしまった。 

個々の能力が発揮されるクリエイティブな職業は極一部の人間しか食べていけない厳しい世界だとは思うが、せめて最低賃金で食べていけるくらいの給料は与えるべきでは。 

 

▲3 ▼0 

 

 

=+=+=+=+= 

 

近年のアニメはセル画に手書きではなく、労力も昔より軽くなっていると思うけど、どれも似たようなキャラと声で似たような内容の異世界系量産型アニメばかりになってしまった。昔のアニメは教育的要素やプロパガンダ的な要素もあって考えさせられたりもしたけど、今のアニメは首ちょん切ったり血しぶきが飛ぶ惨殺シーンの描写がえぐいだけで他はほぼ無毒でつまらないと感じてしまう。 

 

▲2 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

大好きな仕事だと、金銭を問わず取り組んでしまうことがある。それが常態化した業種ということかもしれない。仕事は仕事だ。欧米人にならって はっきりと 対価を要求し、かつ雇用主は適切な対価の支払いを実施する という文化の再構築が必要なのではないか。これはほかの業種にもみられる。同業者組合や協会を作るのが、よいのでは? 

 

▲1 ▼2 

 

=+=+=+=+= 

 

こういうエンタメ分野はその先進国である米国に範を求めると良い。 

米国では俳優や脚本家などの従事者は大半がその組合に入り、制作側は一定以上の組合員を組合が定める待遇以上で起用しなければストライキなどを起こされて作品制作が出来なくなる。 

近年でもたびたびストでドラマや映画のスケジュールが遅延しているほど。 

日本にも著名声優が所属している「協同組合日本俳優連合」という団体があるが加入率は低く、団体交渉権の一部を稀に使っているだけでほどんど役に立っていない。 

これをたとえば「組合員は組合員を8割以上起用しない作品に参加してはならない」のような形にすれば労働環境の是正は急速に進むでしょう。 

しかし当然ながらこれは制作コストの高騰を招き、作品数が減り、この分野でプロになれる若者が減る事を意味しますが、若者が劣悪な環境で「消費」されるよりはマシでしょう。 

 

▲9 ▼8 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメは日本の基幹産業です。近年のジブリアニメは言うに及ばず、昔からフランスではグレンダイザー(ゴルドラック)が視聴率100%という快挙を成し遂げ、イタリアでは鋼鉄ジーグが大人気です。反日国家だったフィリピンが親日に転じるきっかけになったのはボルテスVの影響が大きく先日CGによる実写化をされ日本でもその映画が公開されています。このように日本産アニメは国交の突破口となっているケースが多く、まさに政府が資金援助で後押ししてもおつりがくるくらいに日本への貢献度が高いのです。邪険に扱う罰当たりな対応は早急に改めなければなりません。 

 

▲10 ▼3 

 

=+=+=+=+= 

 

有象無象のアニメが多すぎるのも問題では? 

原作者と作画担当だけで完結する漫画と違って多くの人が関わる事になるんだし、闇雲に数だけ増えたら待遇含めた質が下がるのは当然っちゃ当然 

例えアニメがヒットしても現場の労働者には大した還元も無く配給元が潤うだけ出し、 

量より質で勝負して現場への還元する仕組みを作るべきでしょ 

 

▲171 ▼57 

 

=+=+=+=+= 

 

需要と供給で、供給が多すぎるんだよ。特徴のある少数の人気声優に仕事が集中する。 

また人気歌手の余り時間でも賄えそうなのに、育成業者まで出現してしまってる。 

 

税金から何かの補助金を受ける学校法人は、卒業20年後、40年後の卒業生の平均収入の公開義務付けでも課せばいい。 

また政府に入学者と卒業者名簿の引き渡し義務付けで、個人特定出来ない収入や転職回数等の統計発表と追跡調査を受ける義務付け。 

将来の子どもの進路や学校選びに、そして生活の質を向上させる方向に大いに役立つと思われる。 

コロナの様な事態や業種や産業ごと転落する事も有るだろうけど、上向き方向には働くと思われる。 

 

▲13 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

私は昔は漫画投稿をしていたので、アニメの世界も知るが、若いアニメーターの月収は額面14万円以下が多い。 

私は昔、代々木アニメーション学院にも面接に行ったことがあるが、結局は世間知らずのアニメ描きに夢中の若い人を食い物にしているようなもの。 

 

漫画の場合は週刊誌に連載されて単行本が出るようになれば高収入になるが、それでも5年以上ヒットを飛ばせる漫画家は僅かで、財を成せる人なんか殆どいないような世界。聖闘士星矢やドラゴンボールなどは作者に破格の富を生んだが、そういうのは僅かな例外。 

 

でも漫画界は例外があるだけマシで、アニメーターにも技術力がある人は報われるシステム作りがアニメ大国・日本を維持して行くには必要。 

 

▲3 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメ声優の単価が安いのは問題ではあるものの、 

俳優の仕事の1つである声優の中のアニメ声優単体で 

やっていける人なんて、そもそもごくわずかなのは仕方ないこと。 

歌えるアイドル声優、Youtuber、比較的単価の高いゲームアプリ声優等、 

時代に合わせて声の仕事の幅は広げていかないといけない。 

 

▲4 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

「やりがい搾取」はアニメ業界に限らず、いろんな業界にあると思う。 

社員に仕事に対するやりがいを感じさせれば、労働環境や賃金が多少悪くても辞めないから。そこは社長の腕の見せどころで、うまくやっているところの社長は儲かっている。 

ただ、アニメ業界で働く社員や個人事業主は、大企業の下請けをしている中小企業で働く従業員にすぎないから、社長を責めても仕方ないところもある。頂点にいるテレビ局や配給会社や広告代理店がもっと利益を分配しなければ、やがて崩壊していくと思う。 

 

▲8 ▼1 

 

=+=+=+=+= 

 

現在の声優業は完全にアイドル業です。 

舞台やライブなどで集客できないと全く稼げません。 

そのため声だけでなく、若さと容姿と歌とダンスが必須です。 

アニメ産業の一部としてよりも、芸能業界の一部とみるべきだと思います。 

アニメ制作における声優への予算比率も低い。 

 

声優の人数は、声優名鑑女性編によると 

14年連続で史上最多の掲載人数を更新し 

225人→1099人とこの20年で約5倍に増加しております。 

既に売れた声優の息が長いため、無名アニメのオーディション会場に 

新人に混ざって平然と大御所声優が参加してきます。 

 

売り上げ1000万円なんてまず有り得ないのに 

インボイス対応までも迫られてお先真っ暗な業界と言えます。 

 

▲2 ▼1 

 

 

=+=+=+=+= 

 

アニメーターでもキチンと技術を得て、信頼がある人はそれなりの稼ぎで家族を養ったりしています。 

確かに最初の賃金は低め設定ですが、社員としてスタジオに入ると一般企業と同じくらいです。 

スタジオの入社試験に落ちた人が、フリーランスでSNSで仕事を取り賃金が安い!とテレビでインタビュー受けてるのが問題かと。 

そもそも実力不足な事を労働搾取などに置き換えて発信している。 

確かに中抜きが多い事もありますが、アニメーターイコール貧乏は少し違うかも。 

 

▲9 ▼0 

 

=+=+=+=+= 

 

IT産業、自動車業界、土木、ハイテク機器など、業種に限らず日本の大手企業(発注元)は「安く成功し会社に利益をだした社員が評価される」傾向があった 

そのため、中抜きして安い製作費で下請けの労働力を搾取した社員が出世し、上司となったその社員が部下になぜもっと安く作らせないと下請けいじめに走る、それがこの失われた三十年の産業界の姿だったわけだが、アニメ業界のこの話は一段と酷い 

 

かといって今、大手企業で部長クラスの下請け搾取で成功体験を持っている人間が今更それを改めるかと問われれば期待薄だろう 

アニメ業界に限らず、新しい企業の参入を容易にし、下請けにも正当な評価をするような人間を育てるところから始めないと、実力のある人間が外国企業に引き抜かれて終わる結果になりかねない 

 

▲2 ▼1 

 

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労働環境が問題なのは確かだが、国や国連の指導下に入るのも問題だ。 

過去に毛利小五郎の声優降板事件の経緯などを見たことあるが一番、助けなければならない当事者が蔑ろにされやすい業界構造がある。 

そこに国や国連が入れば日本の表現の自由はいよいよ終わると考える。 

国や国連が介入される前に労働者側が作った交渉権の強い団体組織が出来る事を切に願う。 

そして視聴者やファンは彼らが作った団体組織をバックアップできるようなサポート体制も必要なのだと感じる。 

組織を作った時に対峙する相手が、あまりにも強い存在であるからだ。 

 

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アニメとか漫画とか声優業とかはやりがいの搾取で成り立ってるようなものだからね。アナログからデジタルになって多少作業の改善はされたかもしれないけどそんなの微々たるものでしかない。 

少し前にニュース番組で中国だか韓国だかのアニメ制作会社の仕事が取り上げられていて、給与は一般的な会社と同じくらいで休みもある、という待遇を紹介してた。その会社は日本にも事務所を置いているので日本のアニメ制作会社から転職する人もいるらしい。今何とかしていかないと、どんどん人が持って行かれてしまうと思う。 

 

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国連がらみの勧告は日本だけの問題なのかは疑わしいし、アニメ界に限らずとも思う。 

世界にも高等教育を受けてない労働者は似た様な環境があるんじゃないかと思うが。 

アニメ潰しなのは間違いないと感じはするが、そういう勧告に従って労働環境が良くなっていく事は大事だし、それをしっかり行動に移す日本はやはり素晴らしい国だと思う。 

 

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記事の内容にはもっともな部分が多々あると思いますが、軽くしか触れられていない部分についても指摘したいと思います。 

 

エンタメ業界ではままあることですが、元来アニメ製作は非常にリスキーなビジネスで、製作委員会が結成されるのはそのためという側面があります。例えば1クール13話のテレビアニメならまず1億円以上、期待の作品なら2億円かそれ以上かかるということです。実写ドラマと違って3~4話では物語が成立させられないため製作費がかさむのです。 

 

そしてそのテレビアニメが10本あったとして、文句なしの利益を出せるヒット作は1~2本程度、そこに運命共同体として絡んでくるコミカライズ、劇場版、ゲーム、グッズやコラボイベント等で動くお金は莫大なものになります。 

 

そういうわけでアニメ産業は非常に投機性が高く、しくじった際のリスクヘッジのため削れる経費は削りたい心理が働くわけです。 

 

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昔だったら役者が声優をやっていた・・・純粋に声優をやってるだけではダメだったのは今に始まった話でもないような気がする(?) 

 

同じアニメの仕事でも、絵を描く人の方は本業で腕を磨いて(?)コミケで薄い本を売る方がメインの収入だったりするそうで・・・それ以前にそれなりの腕前がないとアニメの仕事にだって就けないんだから、なんだかんだ言っても才能がないとやっていけない世界でしょう。 

 

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最近、アニメや漫画もそうだけど、ゲームなんかも同様に中国や韓国の企業が発注する時はとことん金かけるらしいからね。 

 

特に中国なんて、湯水のように金つぎ込むけど、その分いいものができるから、原神や崩壊スターレイルのようなヒット作でかけた開発費や費用はあっという間に回収してひたすら利益を出してる。 

 

クリエイターにきちんと金を払っていいものを作ってもらい、システムエンジニアにも金を払っていいシステムを作ってもらい、出来上がったキャラやストーリーには各国で著名な声優を充てて盛り上げてもらう… 

 

そのくらいやってようやく、世界で通用する稼げるエンタメになるのかねぇ。 

 

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声優に関しては元々は舞台俳優とかが片手間の副業でやっていた物がいつの間にか声優と分かれた様なものとはいえしっかりとギャラは支払うべきだと思いますね。 

 

ランク制と改めるべきですしね。 

 

制作に関しては広告代理店とかの中抜きを一切禁止とすべきだとも感じますね。 

 

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アメリカの大手アニメ制作会社であるディズニーのようにアニメに留まらず、テーマパークやキャラクタービジネス、DVD/CDなどのコンテンツビジネスにも乗り出していったらどうか。 

 

アニメの周辺ビジネスには有力なものが多く、ビジネスチャンスが一杯ある。貪欲に売り上げを追求して、ビジネスの幅を広げていってはどうか。それが回り回って、個々のアニメーターの待遇改善に繋がる。 

 

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