( 265291 ) 2025/02/14 17:31:18 0 00 朝に車のフロントガラスが凍っていたので「ワイパー」で氷を落とそうとしたら、祖父に「傷がつく!」と怒られました。車を傷つけない「凍結への対処法」は何ですか?
冬の朝、仕事前で急いでいるときなどに車のフロントガラスが凍結しており、対応に困った経験のある方もいるでしょう。凍ったフロントガラスに対処する際は、手段を間違えるとフロントガラスを傷つける可能性もあります。
交換や修理費用など余計な出費を出さないためには、車を傷つけない対処法を知っておくことが大切です。今回は、フロントガラスが凍っていたときの対処法や、間違った方法などについてご紹介します。
車を運転する際にフロントガラスが凍っていたときは、おもに以下の2つの方法で溶かすとよいでしょう。
●デフロスターを使用する ●解氷スプレーを使用する
上記の内容について、詳しく解説します。
■デフロスター デフロスターとは、車のフロントガラスの曇りを解消してくれる機能です。フロントガラスなどへ集中して風を送り、乾燥させてガラス面の曇りを除去します。デフロスターではあたたかい風を送れるため、凍った面を溶かせるでしょう。
ただし、デフロスターは温風になるまで時間がかかる可能性もあります。より時短で溶かしたいときは、次にご紹介する解氷スプレーも検討しましょう。
■解氷スプレー 解氷スプレーは凍結した部分にかけることで、効率よく氷を溶かせるアイテムです。
解氷スプレーの主成分はエタノールでできており、エタノールは水よりもさらに低い温度で凍る性質を持ちます。そのため、スプレーを吹きかけることで凍りにくい状態を作り、凍結部分を溶かす仕組みです。商品としての解氷スプレーを持っていなくても、エタノールを持っていれば同様の効果を得られます。
なお、解氷スプレーやエタノールがボディーやワイパーゴムに付着すると、塗装がはがれたり劣化したりするおそれがあるため、注意が必要です。
凍っているときにワイパーを無理やり動かすと、ワイパー自体が傷む可能性があります。凍結したガラス面は、氷により凹凸があるためです。もしウォッシャー液を使ったとしても、すぐに凍ってしまうためあまり意味はないでしょう。
ワイパーが傷むと雨や雪のなかで運転するときにうまく機能しなくなったり車検に通らなくなったりする可能性があります。ワイパーが使えなくなると買い換えが必要です。ワイパーの種類やメーカーにもよりますが、自分で交換する場合は2000~8000円程度、ワイパーゴムだけでも1000~3000円程度はかかるでしょう。
また、凍結を溶かすためにフロントガラスの氷をたたいて割ったり熱湯をかけたりすることも間違った対処法のひとつとされています。氷をたたいているときや、熱湯と氷の温度差でガラスが膨張をするなどで、ひびが入るケースがあるためです。
ひび割れは車検に通らないだけでなく、運転時に視界不良となり思わぬ事故につながる可能性もあります。
もし対処法を間違えてフロントガラスを交換や修理するとなると、費用目安は以下の通りです。
●本体交換:7万~10万円程度 ●ガラス修理:1万~3万円程度
ただし、交換や修理を依頼する業者やガラスの種類によっては、金額が変わる可能性もあります。もしフロントガラスを交換する事態になったなら、複数の業者で見積もりをしてもらいましょう。
凍結しているフロントガラスの氷を溶かす方法としては、デフロスターや解氷スプレーの利用などがあります。デフロスターは車に備え付けの機能ですが、あたたかい風が出て溶けるまでに時間がかかるケースもあるでしょう。できるだけ素早く溶かしたいときは、解氷スプレーがおすすめです。
なお、凍っているフロントガラスでワイパーを動かしたり熱湯をかけたりすると、ワイパーやフロントガラスが傷む原因になります。車検に通らなくなる可能性もあるため、やめましょう。フロントガラスを交換することになると、10万円程度の費用が発生する場合もあります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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