( 265951 ) 2025/02/16 04:45:42 0 00 FNNプライムオンライン
「高額療養費制度」の上限額引き上げをめぐり、政府が当初の方針を一部修正する方針をがん患者の団体に伝えたことについて、立憲民主党の野田代表は15日、宮城県大崎市で記者団に対し、「修正案的なものを小出しに言ってきて、患者団体は困惑している。困らせることをするな」と批判し、引き上げの凍結を求めた。
高額療養費制度は、1カ月あたりの医療費の自己負担に上限を設ける仕組みで、政府は8月から上限額を引き上げる方針を示している。
がん患者などから見直しを求める声が上がり、福岡厚労相は14日に患者団体と面会し、長期の治療を受けた場合に自己負担が軽減される「多数回該当」について、上限額を据え置く修正案を伝えた。
これについて野田代表は記者団に、「患者団体の皆さんは困惑している。(政府が)修正案的なものを小出しに言ってきて、飲むか飲まないかみたいに言われて困っている」と述べた。
そして、「凍結してやり直してほしいという人が大半で、癌を患いながら活動している人たちの負担になっている」と指摘し、「困らせることをするな」と述べた。
立憲民主党は、14日に発表した2025年度予算案の修正案で、高額療養費制度の上限引き上げを凍結するよう求めている。
野田代表は15日の講演で、「高額療養費制度は患者にとって命綱。命に関わる問題だ。凍結に全力で取り組んでいく」と強調した。
野田代表は、17日の衆院予算委員会で質問に立ち、石破首相に対し、高額療養費制度の凍結を含めた予算案の修正を直接求める考えだ。
フジテレビ,政治部
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