( 266071 )  2025/02/16 06:50:40  
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オサスナ戦のヴィニシウス&エンバペ(C)Getty Images 

 

15日のラ・リーガ第24節、レアル・マドリーは敵地エル・サダールでのオサスナ戦を1-1で引き分けた。 

 

第22節でエスパニョールに0-1で敗れ、前節アトレティコ・マドリーとのダービーは1-1引き分け……2位アトレティコと勝ち点1差で、そして3位バルセロナには2差まで迫られているマドリー。チャンピオンズリーグ・プレーオフのマンチェスター・シティとの2試合に挟まれている一戦とはいえ、優勝レースでトップを走り続けるためには、どうしても勝っておきたいところだ。 

 

アンチェロッティ監督はGKクルトワ、DFバルベルデ、チュアメニ、アセンシオ、フラン・ガルシア、MFブラヒム、モドリッチ、カマヴィンガ、ベリンガム、FWエンバペ、ヴィニシウスをスタメンで起用。ロドリゴ、セバージョス、メンディはベンチスタートとしている。 

 

前半、立ち上がりからボールを保持して良質な攻撃を仕掛けるマドリーは、15分にスコアを動かす。ベリガムのパスからバルベルデが右サイドを突破。グラウンダーのクロスを送ると、いつもの圧倒的スピードで、相手DFに先んじてゴール前に走り込んだエンバペが右足でボールを押し込んでいる。 

 

先制したマドリーだが、その後ヴィニシウスらがシュートを決め切れずにいると、次第にオサスナの反撃を許すように。29分にはアイマール・オロスにペナルティーエリナ内に入り込まれ、強烈なグラウンダーのシュートを許したものの、これはクルトワがその場で倒れ込み、バウンドする難しいボールを左手で跳ね返している。まるで猫のような超反応のスーパーセーブだった。 

 

危機を脱したマドリーだったが39分、判定に対して主審に何か不満を言ったベリンガムが、暴言を吐いたとの判断されて一発退場に……。数的不利で試合を折り返すことになると、58分についにスコアをタイに戻された。ペナルティーエリア内で、カマヴィンガがモンカジョラの足を踏みつけたとしてPKの判定に。キッカーのブディミルが、冷静なシュートでクルトワを破っている。 

 

アンチェロッティ監督は69分に1枚目の交代カードを切り、ブラヒムを下げてロドリゴを投入。ヴィニシウス&ロドリゴのアタックからエンバペがフィニッシュを狙うも、数的不利も手伝って勝ち越しゴールは遠い。守備を固めながらも、あわよくば逆転ゴールを狙うオサスナの攻めにも苦しむことになった。 

 

マドリーは91分、速攻からエンバペがペナルティーエリア内右に侵入して右足から強烈なシュートを放つも、これはGKセルヒオ・エレーラに左手でセーブされている。ラ・リーガ屈指の熱狂のスタジアム、エル・サダールが圧倒的な声量でオサスナを応援し続ける中、試合は1-1ドローのまま終了のホイッスルが吹かれることになった。 

 

ラ・リーガで3試合勝利から遠かったマドリーは、2位アトレティコに首位の座を奪われる、また3位バルセロナに勝ち点差で並ばれる可能性をつくってしまった。 

 

 

 
 

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