( 266271 )  2025/02/16 17:50:34  
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(ブルームバーグ): 岩屋毅外相は訪問先のドイツで米国のルビオ国務長官と意見を交わし、トランプ政権が導入を検討している「相互関税」や、鉄鋼・アルミニウムへの25%関税の対象から日本を除外するよう申し入れた。 

 

記者会見の記録を外務省が公表した。岩屋外相は「日米首脳会談のフォローアップを行うとともに、日米経済のさらなる強化に向けて緊密に意思疎通することを確認しながら、米国政府による関税措置についての申し入れを行った」と述べた。 

 

鉄鋼・アルミへの追加関税や相互関税について日本は対象となるべきではないとの考えを伝えたほか、自動車関税に対しても「問題提起を行った」とした。外務省によると、岩屋氏は日米首脳会談の成果を踏まえ、日米「2プラス2」(外務防衛閣僚会合)を早期に実施したい考えも伝えた。 

 

主要7カ国(G7)はドイツのミュンヘンで現地時間の15日に外相会合を開催。ウクライナ戦争について議論し、同国への揺るぎない支持を改めて確認したとする声明を発表した。 

 

同日の日米韓外相会合では、北朝鮮による核・ミサイル活動やロシアとの軍事協力の進展などに対して深刻な懸念を表明するとともに、緊密に連携して対応していくことで一致した。 

 

(c)2025 Bloomberg L.P. 

 

Masahiro Hidaka 

 

 

 
 

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