( 266901 ) 2025/02/18 03:45:42 0 00 昨年12月に記者会見した大阪府岸和田市の永野耕平市長
永野耕平市長の失職に伴う大阪府岸和田市長選は公職選挙法に基づき、50日以内に実施される。市選挙管理委員会などによると、投開票の日程は3月30日か4月6日が有力視されており、18日の会議で決まる予定。資材費などの高騰を受け、前回選よりも選挙関連経費が上振れする可能性が高い。
選管によると、令和4年1月に行われた前回の市長選で要した関連経費は4437万円だった。
為替相場などの影響を受けて近年、ポスター掲示板の設置などに必要な資材費などが高騰。投票所入場券の発送にかかる郵便料金が昨年10月に値上がりしたことなどもあって、次の市長選の経費は5千万円を上回る可能性があるという。
選管の担当者は「ポスター掲示板も、何人分を準備すればいいのか、短期間で選挙戦になるため事前の把握が難しい」と話す。今月2日に投開票された市議選では、9000万円超の経費がかかっており、永野氏の女性問題に端を発する形で実施される選挙の関連費用はトータルで1億円を上回る計算になる。
永野氏は不倫関係にあった女性から性的トラブルで提訴され、昨年11月に500万円の解決金を支払うことで和解していたことが発覚。説明責任を果たすよう求めた市議会側に対し、永野氏は性加害を否定した上で「裁判内容は秘匿とされ話せない」と繰り返した。市議会側は「市政に混乱を招いた」ことなどを理由に12月20日、永野氏に対する不信任案を賛成20人、反対4人で可決。永野氏は同24日に市議会を解散した。
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