( 266924 )  2025/02/18 04:13:13  
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拉致被害者の横田めぐみさんの母、横田早紀江さんが、北朝鮮による拉致被害者の早期解決を訴える座談会で、有本明弘さんの死去を受けてコメントした。

有本さんは政府が認定した未帰国の拉致被害者の中で唯一生存していた親であり、横田さんは有本さんを偲び、彼の勉強熱心さについて述べた。

横田さんの長女が、77年に行方不明になり、有本さんの三女も北朝鮮による拉致事件の被害者である。

(要約)

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座談会で拉致問題の早期解決を訴える、横田早紀江さん(左)と有本明弘さん=東京都中央区の日本橋高島屋で2023年8月2日(代表撮影) 

 

 北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(行方不明時13歳)の母早紀江さん(89)が17日、有本明弘さんの死去を受け、川崎市内で記者会見を開いた。横田さんは「言葉がない。2人しか残っていなかったが、いよいよ1人になってしまった。むなしい思いだ。なんでこんなにちっとも前に進んでいかないのか。本当に残念だ」と述べた。 

 

 有本さんは15日に老衰で死去。政府が認定した未帰国の拉致被害者12人のうち、親で存命なのは横田さんだけとなった。 

 

 有本さんについて横田さんは「本当に勉強家で、よく勉強していた。いつもいろいろな話をしてもらった」と話した。 

 

 有本さんの三女恵子さん(行方不明時23歳)は1982年4月、英ロンドンへ語学留学のため渡航。83年10月、デンマークから本人名義の手紙が実家に送られた後、行方が分からなくなった。北朝鮮に拉致されたとされる。 

 

 横田さんの長女めぐみさんが行方不明になったのは、中学1年生だった77年11月15日。当時一家は新潟市で暮らしており、めぐみさんはバドミントン部の練習を終えて下校途中に行方が分からなくなった。【木下翔太郎】 

 

 

 
 

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