( 266936 ) 2025/02/18 04:24:32 0 00 FNNプライムオンライン
路上にずらりと並んだ放置車両。
タイヤが外れたものや、さらには落書きをされたものまで。
“車の墓場”と化した異様な光景に「(車の)窓ガラスがなかったり…中にごみがいっぱい。治安が悪い」という声が聞かれました。
「イット!」取材班が向かったのは、東京・江東区にある新木場。
工業地帯が並ぶ道路で目撃したのは、道路沿いに放置された100台を超える車。
よく見ると、車にナンバープレートがついていません。
車の中にはベビーカーなどの大量の粗大ごみが捨てられていました。
さらに、道路の端にはドラム缶が置かれていました。
ボンネットが外され内部がむき出しになった黒いスポーツカー。
タイヤもなく、“廃車同然”となっています。
グーグルマップの画像を見ると、黒いスポーツカーは3年前から放置されているのが分かりました。
まだ、この時はボンネットやタイヤがついていました。
ほかの車も同じように長い間道路に放置された後、今のような状態となっていたのです。
近隣で働く人からは、「タイヤとか色々盗まれて(車が)動かないようになっている。気持ち悪い。そういうのが職場の近くにあるのが」といった声が聞かれました。
なぜ、これほど多くの車が放置されるのでしょうか。
近隣で働く人によると、車が放置されるようになったのは10年ほど前。
特に多いのは“黒ナンバー”と呼ばれる事業用の軽自動車につけられるナンバープレートの車だといいます。
近くで働く人は「“営業ナンバー”が多い。個人で配達している人たちが、もう(仕事が)できないから辞めて、車だけ置いていった。もしかしたら(車を)置いていってもバレないんじゃないかなって。そういう心理があると思います」と話します。
道路に放置車両があふれかえる中、それに紛れた違法駐車が相次いでいました。
こうした事態を受けて、警視庁は2024年12月から周辺道路で違法駐車の取り締まりを強化しました。
道路を管轄する江東区は「イット!」の取材に対し、「当該道路上にある不法投棄物への警告や撤去を行っております」とコメントしています。
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