( 267381 )  2025/02/19 03:45:46  
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吉永みち子さん(2024年12月撮影) 

 

 作家の吉永みち子氏は18日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演し、米の流通不足に伴う価格高騰を受け政府が21万トンの備蓄米放出を決めたことについて、政府の説明に注文をつけた。 

 

 農水省は今月14日、備蓄米を21万トン放出することを発表。3月半ばをめどに業者に引き渡せるよう準備を進めている。 

 

 吉永氏は、放出された備蓄米は4月上旬にはスーパーなどの売り場に並ぶ見通しだと伝えられると「この問題は去年、急にお米が足りなくなったことを受けて、生産は増えていたのに流通が少なくなった分は、どこに行ったという話」とした上で「流通に目詰まりがあったと政府は言っているが、流通のどこが、どういうふうに目詰まりしたのかということを、きちんと解明しているのかと思う」と指摘した。 

 

 「(目詰まりの理由とした)どこかで投機的な目的があったり、出し惜しみをしているのなら、その業者をそれこそ公表してもらってもいいかなという事態だと思う」とも訴えた。 

 

 一方で、日本のコメ行政への注文も口にした。「(今回の問題は)去年からではなく、長年の日本の農業政策がいかに間違っていたかということの、1つの証明ではないか。農家の平均年齢は60歳で、20年後には80歳になって、今の生産量の1割くらいしか生産できないのではないか、とも言われている」と述べた。 

 

 また「それに対して、根本的にコメをどう守っていくのかをきちんと根本から。これまでの過ちも含めて、減反、減反でやってきたものをどう転換していくのかという、根本的な農業行政についての検討と、将来へのビジョンを示さないといけない時期だと思う」とも口にした。 

 

 

 
 

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