( 268236 )  2025/02/21 05:42:07  
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FNNプライムオンライン 

 

20日から東京都内で始まったのは、農林水産省が主催する「値段のないスーパーマーケット」。 

 

会場にはスーパーのように野菜や牛乳などが並んでいますが、よく見ると値段が書いてありません。 

 

消費者に大きな影響をもたらしている物価高。 

エネルギー価格や流通コストの高騰など生産者や食品事業者も悩みは同じということで、利用者は生産者が抱えている問題や食品が手元に届くまでのコストなどを学び、適正だと思う価格で食品を購入します。 

 

利用者は「牛乳は300円かな」「(豆腐は)168円くらいじゃない?いや〜安いだろ」などと自分で考えながら、レジで値段を設定していました。 

 

利用者が設定した値段は適正価格と比較され、“高め”“低め”“ぴったり”の3段階で結果がレジに表示されます。 

 

さらに、レシートには平均的な小売価格や実際の販売価格が記載され、いくらくらい差があるか知ることができます。 

 

結果を見た利用者は「(結果は)あなたの考えるみんなにとってフェアな値段は低めです。牛乳は結構高めに(値段を)入れたが、低めなんだという感じ。こんなに差があるんですね」「ぴったり!すごい。牛乳だけ“ぴったり”だった。今は少し安い価格で買っているが、農家にはもう少しいってもいいかなと思っていた。そういう価格で今値付けをしたので“高め”と出たので少し安心した」と話していました。 

 

農水省は安定的に食品を供給するためにも、消費者に生産コストなどについて理解してもらうことが重要だといいます。 

 

農水省 大臣官房新事業 食品産業部・木村崇之企画グループ長: 

“売る人・買う人・育てる人にもフェアでいい値を考えよう”ということで、みんなが納得できる価格を考えていこうということでお願いしたい。 

 

全ての人にフェアな価格にすることが、日本を元気にするきっかけの1つになるのかもしれません。 

 

フジテレビ,経済部 

 

 

 
 

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