( 268646 )  2025/02/22 05:01:04  
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新商品「ザ・ビタリスト」の発売と「スーパードライ」の低温提供を発表したアサヒビールの松山一雄社長(写真左)ら=21日、東京都中央区(福田涼太郎撮影) 

 

アサヒビールは21日、うま味のある苦さを特徴とした新ブランド「ザ・ビタリスト」を4月15日に発売すると発表した。第3のビールなどを除く狭義のビール(従来のビール)の新ブランドは7年ぶり。また、主力ブランド「スーパードライ」について、飲食店などで4度未満の低温で提供する取り組みを始めた。2026年10月のビール系飲料の税率一本化に向け、増加が見込まれる需要を取り込みたい考え。 

 

同社が東京都内で開いた2025年の事業方針説明会で明らかにした。 

 

ザ・ビタリストはホップを多用し、爽快な苦みとすっきりとした余韻を実現。缶は黒と金の高級感があるデザインとした。同社のアンケートでは、普段からビールをよく飲む層が求める味わいに「苦み」を挙げた声が最も多かったといい、そうした求めに応えた。 

 

同社によると、25年の販売目標は、1箱大瓶20本換算で200万箱を目指す。 

 

一方、苦みに対してキレに定評があるスーパードライについては、1月から低温で提供する飲食店を「スーパーコールド認定店」とする取り組みを開始。品質が一定の基準を満たし、4度未満で提供することが認定の条件となる。今年5千店舗の認定を目指すという。 

 

家庭向けでも、同様に冷えると色が一部変化する缶を5月20日から数量限定で発売。特製タンブラー付きの商品も登場する。 

 

 

 
 

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