( 268741 ) 2025/02/22 15:23:15 0 00 玉木雄一郎氏(2024年11月撮影)
政治ジャーナリスト田崎史郎氏は22日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、所得税が生じる「年収103万円の壁」の178万円への引き上げを求める国民民主党の今後の対応を、元乃木坂46の山崎怜奈(27)からの質問に答える形で推測した。
「年収の壁」引き上げをめぐる自民、公明、国民民主の3党協議では18日、給与収入が200万円相当以下の人には基礎控除を37万円を上乗せし、恒久的に160万円に引き上げ、給与収入が200万円相当~500万円以下の人には今年分と来年分に限り、基礎控除を10万円を上乗せするという2段階方式の「自民党案」が示された。しかし、年収制限などが設けられた内容に国民民主だけでなく公明も難色を示した。
その上で、21日の協議では、自民党の「2段階方式」ではなく、年収制限の上限を850万円まで引き上げて「4段階方式」とする「公明党案」を元にした新たな与党案が、国民民主に示された。あくまで178万円を目指す国民民主は持ち帰りあらためて党内で協議するが、同意に至るかは不透明だ。
田崎氏は「公明党は昨日も国民民主の幹部に説明し、我々の誠意を感じてほしいと説得したが、今は誠意が通じるような社会ではなく党利党略で動いている」と指摘。「恐らく国民は(新たに示された与党案に)同意しない可能性が高いとみています」と分析した。
この日、番組に出演した山崎から「(自民党側は)国民民主党にも配慮した『公明党案』を出して、配慮したつもりではあるじゃないですか。国民民主党はこの先どうしていくと思いますか」と問われると、田崎氏は「僕はここは、柔軟に対処するのも1つの考え方だと思う」とする一方で「他の党の方と『国民民主党はどうするんだろう』と話をすると、その方々は『国民民主党は、今、ネット世論を非常に気にしている』と。ネットで批判されるのは避けようとしている、と…」と、他党議員との会話の一部を披露した。
その上で「ちょっと柔軟性を欠いていて、ネットの世界では受けているんですけれど、実際に永田町ではなかなか(立ち回りが)難しくなってきているような気がします」と私見を口にした。
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