( 269381 )  2025/02/24 05:49:14  
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テレビ朝日社屋 

 

 政治ジャーナリスト田崎史郎氏が23日、BS朝日「朝まで生テレビ!」(後7・00)に出演し、医療費の支払いを抑える「高額療養費制度」の利用者負担を引き上げる政府方針についてコメントした。 

 

 厚生労働省は自己負担の上限月額を今年8月から段階的に引き上げる方針を示したが、がん患者団体などから反対意見が続出。これを受けて政府は長期治療を受けた人の負担を据え置くよう、方針の一部を修正した。立憲民主党などは引き上げ凍結を求めているが、石破茂首相は21日の衆院予算委員会で政府方針を維持する考えを表明している。 

 

 番組に出演した自民党の井上信治元万博担当相は「患者団体の切実な声はしっかり受け止めなければいけない」としつつも「高額療養費制度自体がどんどん膨らんでしまって、全体の医療費の倍のスピードで上がってきてしまう。高額の治療や薬剤が増えているので、高額療養費制度自体がもたなくなってしまう。そうなってしまうと多くの患者が困ることになる」と負担引き上げの背景を説明。「ただ、やり方や程度、そういうのはいろいろやり方があるので丁寧にやっていくのが大事」と続けた。 

 

 これを聞いていた田崎氏は「この問題、厚労省が調整不足のままやってるような感じがする」とし、「高額療養費の問題は本当に困ってる人がいるんですよね、そこに。そこに対して切るっていうのは政治としてやってはいけないことだと思う」と政府方針をバッサリ。「政府・与党として早めに方針転換した方がいいと思いますけどね」と私見を述べた。 

 

 

 
 

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