( 269611 ) 2025/02/24 18:29:44 0 00 中岳が望める交差点で弾薬庫反対を訴える参加者=23日、さつま町求名
鹿児島市で22日に結成集会を開いた市民グループ「戦争止めよう! 沖縄・西日本ネットワーク」は23日、防衛省が弾薬庫(火薬庫)を整備する鹿児島県さつま町の中岳周辺を視察し、住民と意見交換した。県内外の約80人が参加。協力の輪を広げながら、建設反対を後押しすることを確認した。
同ネットワークには現在約30の市民団体が加入。視察では地元の「さつま町の弾薬庫問題を考える会」が案内役を務め、整備が見込まれる範囲や民家までの距離、防衛省が実施している適地調査などを説明した。
町長や町議会は賛成の立場のため、意見交換会では住民から「(反対の)要望をどうしたら受け入れてもらえるのか不安がある」と活動の難しさを訴える声が上がった。集会を終えると参加者全員で街頭に立ち、「弾薬庫はいらない」とシュプレヒコールを上げた。
「大分敷戸ミサイル弾薬庫問題を考える市民の会」の池田年宏さん(60)は「弾薬庫が一度できれば後戻りできず、のどかな景色も一変する。情報共有を密にして一緒に闘いたい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島
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