( 270411 )  2025/02/27 03:26:53  
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立憲民主党のおおつき紅葉議員 

 

 26日、衆議院予算委員会にて、立憲民主党のおおつき紅葉議員が高校無償化に伴う“便乗値上げ”に懸念を示した。 

 

 衆議院予算委員会でおおつき議員は「総理自身も『便乗値上げなぞということがあっていいとは全く思っていません』とおっしゃいましたね。じゃあどうやって便乗値上げを防止していくんですか?」と質問。 

 

 これに、阿部文科大臣が「私立の建学の精神に基づき自主性の尊厳に尊重に留意をしていきながら各学校で合理性のない授業料の値上げ、いわゆる“便乗値上げ”が行われないようにする観点にも留意する必要があると考えておりまして、特に大阪府・東京都の先行事例の成果・課題も踏まえていきながら文部科学省といたしまして今後具体的に検討をしっかりと進めていきたい」と回答すると、おおつき議員は「総理、大臣にもまだ具体策ないですよ。大丈夫ですか? 総理は具体策がありますか?」と追及した。 

 

 石破総理は「いま、大臣が『合理的な根拠のない値上げ』と申しました。それは他の製品とは違いますんで、なんでこういう風に値上げをするかというのをきちんと示すことは難しいことでございますが、無償化というのは納税者の負担を伴うものでございますので、値上げをする場合には、なぜこういう値上げになるのかということがもし手法として確立されるのであれば、それは納税者に対して、あるいは学生に対して、保護者に対してお示しする責務あろうかと思っております。その手法につきましてはこれからまたよく検討いたして参りますが、大臣が申しましたように、合理性のない値上げというのがあってはならないということだと考えております」と答えた。 

 

 これにおおつき議員は「では、具体的に、学費以外に、例えば入学金、施設費、維持費、修学旅行費とかが、高校に入る時に親御さんの世代って心配になると思うんですけれども、こういったことが対象になるのかどうか? 例えば授業料が無償化になったとしても、こういったことを挙げたことは便乗値上げに入るのかどうかの認識の確認だけさせていただきたい」と迫った。 

 

 これを受けて、文部科学省・望月初等中等教育局長が「今回の高校支援金の制度の“便乗値上げ”は、基本的には現在授業料をターゲットにしているというに考えてございます」と答えると、国会では「えー!?」とやじが響いた。 

 

 さらに、おおつき議員が「ということは、先ほど申し上げた、例えば入学金や施設費が上がっても便乗値上げの対象にならないということ?」と重ねて質問すると「これマズイですよ」という声と共に国会に緊張が走った。 

 

 望月初等中等教育局長が「就学支援金制度ということで言えば、授業料の負担がどのくらいかということになります。また、そこは今回の3党合意に基づきまして、授業料以外のものを就学支援金はどうかということに関しましてはその内容に含めてまた検討を進めていくんじゃないかと考えております」と答えると、おおつき議員は「熟議と国会の国会ですので、ぜひ議論はしっかりと煮詰めていただきたいと思います」と訴えた。 

(ABEMA NEWS) 

 

ABEMA TIMES編集部 

 

 

 
 

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