( 271281 ) 2025/03/02 04:31:02 0 00 FNNプライムオンライン
国民民主党の玉木衆院議員は3月1日、神奈川・川崎市で記者団の取材に対し、「年収103万円の壁」の引き上げをめぐり、与党が提出した法案について「極めて複雑かつ不十分」と指摘し、日本維新の会に反対するよう求めた。
「年収103万円の壁」引き上げをめぐる国民民主党との協議の決裂を受け、与党は2月28日、新たに所得制限を設けた上で、非課税枠を拡大する税制関連法案の修正案を国会に提出した。
玉木氏は、与党の修正案について「新たな壁を設けることになって極めて複雑な制度になってしまった」と指摘すると共に、「物価高騰で家計の出費が増えて大変厳しくなっている中で、平均2万円の年間の減税額では規模的にも国民生活を守る内容になっていない」と強調した。
その上で、高校授業料の無償化などをめぐり、与党と合意し、2025年度予算案に賛成する方針の維新に対し、「現役世代の負担を減らすということでは私たちとも同じ考えをお持ちだと思う。この極めて複雑かつ中身の不十分な税制については、ぜひ協力して反対していただきたい」と求めた。
「年収の壁」の与党修正案については、維新の中にも賛成と反対の両論の意見があり、維新はまだ対応を明らかにしていない。
玉木氏は「賛成すればこういった複雑で不十分なものを認めたことになる」とも強調した。
また、ガソリン税の暫定税率を廃止する法案について「野党でまとまって提出するということになると思う。これも維新の皆さんにもぜひ協力をいただきたい」と求めた上で、「野党で力を合わせて国民負担の軽減、ガソリン減税を実現していきたい」と語った。
フジテレビ,政治部
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