( 271546 )  2025/03/03 03:56:32  
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日本維新の会の党大会であいさつする前原誠司共同代表=1日午後、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影) 

 

日本維新の会の前原誠司共同代表は1日、東京都内で開いた党大会で、「まだまだ新入りでございます。名前を覚えていない方々も、この中、たくさんおられる。まずは前原誠司を覚えてもらい、維新でなければできない改革を一緒にやっていこうじゃありませんか」と訴えた。その上で、維新については、自民公明両党の「補完勢力ではない」と繰り返し強調した。 

 

■「教育無償化実現のためだ」 

 

前原氏は昨年10月に維新に入党し、12月に共同代表に就任した。国民民主党時代、政策実現のため自公政権との連携を排除しない姿勢を示し、政府の予算案に賛成する玉木雄一郎代表(役職停止中)の路線に強く反発し、令和5年11月に同党を離党した経緯がある。 

 

前原氏は、昨年12月に令和6年度補正予算案に維新が賛成した経緯について「教育無償化というわれわれの考え方を実現するため、自公と3党協議を作ることが理由だった。今国会で3党協議を進めている」と述べた。 

 

■「われわれは野党なんです」 

 

前原氏は「『予算に賛成することは自公の補完勢力ではないか』と批判されるが、屈してはいけない。われわれは野党なんです」と強調した。 

 

さらに、先の衆院選で自公が少数与党に転落した状況を挙げて「与党が足りない中、予算が通らなかったら国民生活が困る。年金医療、介護、教育、公共事業…全部困るからこそ、教育の無償化の大義にもとづいて、成果物を得られたと考えた中で、予算に賛成することになった」と重ねて説明した。 

 

その後も「自公の補完勢力ではない。われわれの考え方を実現するために政治的な判断をした。われわれがやっていることは自公の補完勢力ではない」と繰り返した。(奥原慎平) 

 

 

 
 

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