( 271681 )  2025/03/03 06:23:40  
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 2025年1月30日に発表されたスズキの新型「ジムニーノマド」。しかし、発表からわずか5日間で5万台のバックオーダーを獲得するなど爆発的な人気モデルとなり、2025年2月3日には注文受付を一時停止する憂き目となりました。 

 

 予想を超えるオーダーが殺到したことで、一部では納期が4年以上になるとささやかれている新型「ジムニーノマド」ですが、スズキは受注再開へ向けての対応をとっているようです。 

 

スズキ新型「ジムニーノマド」 

 

 新型「ジムニーノマド」は、これまでも日本で販売されてきた3ドアの「ジムニーシエラ」のボディを延長し、5ドアのロングボディとなっているのが大きな特徴です。 

 

「ジムニーノマド」のボディサイズは、全長3890mm、全幅1645mm、全高1725mm(ルーフアンテナを折りたたんだ際の数値)、ホイールベース2590mmで、全長とホイールベースが「ジムニーシエラ」より340mm延長されています。 

 

 ボディが延長された分はリアシート回りとラゲッジスペースの拡大に充てられたほか、後席乗員の乗降性を高めるべくボディ側面にリアドアを追加されています。 

 

 リアシートの足元スペースは50mm、だいたい、こぶしひとつ分ほど拡大されています。また、リアシートはクッションが厚くなるなどシート自体の構造が見直され、より快適に座れるタイプとなっています。さらに、背もたれにはリクライニング機構が備わり、後席ドアの追加による乗降性アップも含め、快適性や利便性が格段に高まっています。 

 

 一方、ラゲッジスペースは、フロアの奥行きが「ジムニーシエラ」の240mmに対し、新型「ジムニーノマド」は590mmと倍以上に広がっています。リアシートの背もたれを倒しても、フロアがフラットにならないのは難点ですが、ラゲッジスペースの広さは「ジムニーシエラ」よりも高まっているのは間違いありません。 

 

 ちなみに新型「ジムニーノマド」は、「ジムニーシエラ」と同じ最高出力102ps、最大トルク130Nmを発生する1.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンを搭載しています。 

 

●日本仕様の供給台数を大幅アップか!? 

 

 利便性アップにより、発表直後から爆発的な人気を獲得した新型「ジムニーノマド」。 

 

 これにより、販売計画台数=月販1200台を大きく超える約5万台のバックオーダーを抱えたとのことで、スズキは2025年2月3日にオーダー受付を一時的に停止。早期の受注再開に向けて全社を挙げて取り組むと発表していました。 

 

 その対応として聞こえてきたのが、日本仕様の供給台数増。インドで生産されている「ジムニーノマド」ですが、一部ではスズキが日本仕様の供給台数を月間2500台程度に増やすべく動いていると報道されています。 

 

 スズキは、すでに注文を済ませたユーザーに対し、「1日でも早く納車できるよう、継続して対応に努める」と発表していますが、2500台というのは当初の販売計画台数の2倍以上に相当する台数だけに、納期はかなり短縮されるのではないでしょうか。 

 

 また、供給台数に余裕が生じれば、近い将来の受注再開も見えてくるはず。日本仕様の供給台数増というニュースは、「ジムニーノマド」をすでにオーダーした人にとっても、購入を検討中の人にとっても見逃せない朗報といえるでしょう。 

 

VAGUE編集部 

 

 

 
 

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