( 271736 )  2025/03/03 07:23:50  
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MBSニュース 

 

 大阪府河内長野市にある日本料理店で2月上旬~下旬にかけて提供された食事や弁当を食べた56人が下痢や嘔吐などの症状を訴えました。大阪府は、この店が提供した料理が原因とするノロウイルスによる集団食中毒と断定し、3月2日に営業禁止を命じました。 

 

 食品衛生法違反で営業禁止が命じられたのは、大阪府河内長野市にある日本料理店「日本料理 喜一」です。 

 

店のホームページより 

 

 府によりますと、2月8日と13日に店で提供された食事や仕出し弁当を食べた9歳~89歳の男女33人が、下痢や嘔吐などの症状を訴えたということです。保健所が医師らからの報告を受け調査したところ、患者や調理従事者からノロウイルスが検出され、提供された食事が原因とするノロウイルスの集団食中毒と断定、2月15日~16日まで食品衛生法にもとづく営業停止を命じました。店は17日夜~21日まで営業を自粛していましたが、その後再開していました。 

 

 しかし、再開後の22日~24日にかけて提供された食事を食べた10歳~86歳の男女23人が下痢や嘔吐などの症状を訴えたということです。再び保健所が調査したところ、11人の利用者と複数の調理従事者からノロウイルスが検出されたということです。保健所は提供された食事を原因とするノロウイルスによる集団食中毒と断定し、食品衛生法にもとづく営業禁止を3月2日に店へ命じました。 

 

 ノロウイルスによる集団食中毒の患者数は2月上旬~下旬にかけ合わせて56人となりました。いずれも重症者はおらず、快方に向かっているということです。店には計7人の調理従事者がいますが、うち6人からノロウイルスが検出されたということです 

 

 保健所は調理従事者からもノロウイルスが検出されたことから、提供された食品が汚染されたものとみて、引き続き感染経路や原因について調査しています。 

 

 店によりますと、過去にはミシュランガイドにも掲載されたことがあるということです。MBSの取材に対し店は「今回2度にわたり食中毒が発生してしまい大変申し訳ありません。保健所の指導にもとづき適切に対応してまいります」などとコメントしています。 

 

 

 
 

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