( 273046 )  2025/03/08 06:47:26  
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FNNプライムオンライン 

 

日本で働く人たちは自分の給与に満足しているのか、注目の調査結果が明らかになりました。 

 

外資系の人材紹介会社が発表したのは、日本を含むアジア6の国と地域を対象にした「ヘイズアジア給与ガイド」。 

 

給与に不満を抱く従業員は日本以外の国や地域で平均43%だった一方、日本は58%と半数以上に上り、アジアで最も給与に不満を持つことが明らかになりました。 

 

その背景にあるのが「昇給への期待の低さ」。 

 

日本の従業員に2025年の昇給率の予測を聞いたところ、最も多かったのが「給与に変動はない」の38%。 

むしろ、「減給する」と回答した人を加えると、40%以上が昇給に期待していないことが分かりました。 

 

街の働く人に話を聞くと「給料アップの期待は見込めない。周りの物価高とか人件(費)とかを踏まえると、現状のまま働いてくださいと言われるかも。自分たちが頑張っていても、なかなか上がることのない現状だから、どうしても今の仕事するぐらいなら、仕事も変えなきゃという環境になっているかな(接客業・20代)」「一人暮らしを社会人になって始めたが、生きるだけでお金がかかるのに給料が追いついていない。(Q.会社に期待することは?)だんだん年功序列がなくなってきているのと、頑張れば頑張る分だけ多く(給与が)入る会社だと思うので、そういうところでは期待できる(金融関係・20代)」といった声が聞かれました。 

 

物価高が続く中、働く人から聞こえてくる“給与への不満”。 

一方、自分自身のスキルや知識を磨き昇給を目指す人も。 

 

メーカー勤務(50代): 

自分がいま課長代理なので、課長になると上がると聞いた。社内のランクというか、等級を上げるように勉強をしている。 

 

美容関係(20代): 

美容部員の販売で年に1回テストがあるので、そのテストがまもなくなので勉強中。(Q.テストにクリアすると給料が上がる?)年に1回合格すると一律5000円。今年も来年も合格すれば5000円。プラス1万円2万円とはならない。 

 

調査を行った企業は今回の結果について「日本が国際競争力を維持するためには、成果やスキルに見合った報酬制度を導入し、賃金を国際水準に速やかに見直す必要がある」と提言しています。 

 

フジテレビ 

 

 

 
 

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