石破総理は自民党の党大会で、夏の参院選での勝利に向けて結束を呼びかけ、野党時代の姿勢を取り戻したいと述べた。

自民党は立憲・国民民主両党の支持組織「連合」の芳野会長も招待し、野党の組織票を取り込みたい意向があるとされる。

自民党は最近、政策に対して疑問符がつくなど指導力についての議論が起きており、選挙での勝利には結束だけでなく混乱の収拾も重要とされている。

（要約）

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自民党はきょう、年に一度の党大会を開き、石破総理はことし夏の参院選の勝利に向けて結束を呼びかけました。党大会がおこなわれている都内のホテルから中継です。 

石破総理は、もう一度、野党の時の気持ちを取り戻したいと挨拶しました。 

石破総理 

「国民の皆様、主権者の皆様との声に謙虚でありたいと思っています。もう一度、野党のときの気持ちを取り戻し、勇気と真心を持って真実を語り、あらゆる組織と対話をする。そういう政党であらねばならない」 

自民党はきょう午前、年に一度の党大会を開催し、立憲・国民民主両党の支持組織「連合」の芳野会長も来賓として出席しました。連合会長の出席は20年ぶりで、野党の組織票を取り込みたいとの狙いがあるものとみられます。 

少数与党の自民・公明は、野党側への譲歩を重ねて国会運営を凌いできましたが、ここに来て「高額療養費制度」をめぐり、石破総理の方針がぶれるなど指導力に疑問符がついています。 

選挙の勝利には自公の結束に加え、政府・与党内の混乱をどう収めていくかも問われています。 

TBSテレビ