( 273638 ) 2025/03/10 06:36:00 2 00 同じ自衛官なのに全然違う!「緑迷彩まとう船乗り」の本音とは「染みついた陸自のクセ早く直さなきゃ」乗りものニュース 3/9(日) 18:12 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/f7e710d72d2dbd70a19d19ebc95cf9906c52902f |
( 273641 ) 2025/03/10 06:36:00 0 00 広島県江田島市にある海上自衛隊江田島基地の中を行進する陸海の自衛官(深水千翔撮影)。
「両舷前進原速」「130度、ようそろ」――海上自衛隊の輸送艦「しもきた」艦橋でこうした号令をかけているのは、緑色主体の迷彩服を着た陸上自衛官たちです。陸海空3自衛隊共同の部隊として2025年3月に新編予定の「自衛隊海上輸送群(仮称)」。その発足が迫るなか、配備される輸送艦の運用を担う要員の教育が進められています。
急ピッチで進む彼ら「迷彩服を着た船乗り」の様子を、筆者(深水千翔:海事ライター)は2024年秋に取材してきました。
「陸上自衛隊とは用語や細々とした文化が違うため、そこに慣れるまで不安はあった」と話していたのは、「しもきた」で機関科幹部を務める宮原 啓2等陸尉(当時)です。乗艦当初は船酔いしていたものの、日数が経つにつれて慣れていったとのこと。「海上自衛隊の皆さんが暖かく受け入れてくれたのもあり、楽しく勤務している」と話していました。
2018(平成30)年に策定された「中期防衛力整備計画(中期防)」に基づき、島嶼部の輸送機能を強化するため新設が決まった自衛隊海上輸送群には、輸送艦である中型級船舶(LSV)ようこう型(基準排水量3500トン)2隻と小型級船舶(LCU)にほんばれ型(基準排水量約2400トン)4隻、そして輸送艇(機動舟艇)4隻が配備される計画です。
まず調達が決まったのはLSVとLCUの各1隻で、2022年度予算に盛り込まれるとり、いずれも内海造船瀬戸田工場(広島県尾道市)で建造を行うことになりました。LCUの1番艦「にほんばれ」は2024年10月29日に、LSVの1番艦「ようこう」は同年11月28日に進水しています。
航海員の和田拓也1等陸曹は「これまでは陸自の船が造られるという言葉だけで勤務してきたが、進水の映像を見て本当に陸自の船ができるんだという実感がわいた」と話します。
「だからこそ期待にこたえていくため、さらに勉強をして運航の安全に努め、基盤作りを行い、良い部隊にできるよう勤務していきたい」(和田1曹)
2024年秋、陸上自衛隊の船乗りを取材するために乗艦した輸送艦「しもきた」(深水千翔撮影)。
自衛隊海上輸送群に配備される艦艇の中でも最大となる「ようこう」は全長約120m、喫水約4m。乗組員数は約40人で、速力は15ノット(約27.8km/h)以上です。海自がかつて運用していた「みうら」型(基準排水量2000トン)よりも規模が大きい輸送艦となります。
「陸自の輸送幹部とは異なり、船の機械を責任もって扱うことになる。陸自で輸送するものとは根本的に違うので知識も必要になるし、新たな勉強も必要になってくる」(宮原2尉)
輸送能力は千数百トンで、車両数十台または20フィートコンテナ数十本程度の積載が可能だそう。物資の揚降は、右舷に2基設けられたサイドランプから車両の自走で直接行えます。居住区の前方に貨物倉、下方に車両通路を配置し、港内での操船性を高めるバウスラスターを装備しました。なお、固有武装はありませんが、12.7mm重機関銃を設置するための銃架を装備しました。竣工後は主に、本州と南西諸島方面の主要島嶼部への輸送を担います。
「陸自輸送科の初級幹部教育を受けたが、実際に部隊では 3か月ほどしか勤務していない。そのため部隊勤の務歴でいったら、陸自より海自の方が長い」と話すのは通信士の小泉春菜2等陸尉です。
「陸自では数字の2のことを『に』と読むのに対し、海自では『ふた』なので、普段の勤務で気をつけていても実際に号令出す際に、ついクセで 『に』と出てしまい、『ふた』に言い直すことはあった。今はだいぶ馴染んできたが、逆に陸自の同期から 12 時のことを『ひとにまるまる』と言われると、頭の中で変換するのに時間かかってしまう」と陸海の違いについて語っていました。
宮原2尉は「運用を考えるうえで海自の船のことを理解していれば、例えば細かい調整で車両がどの時間に来るなど、そういった点で融通が利いたり、考えが及んだりといった点で有利だと思う」と述べていました。そのうえで「新しい部隊なので、最初は何もわからない状態からスタートするが、次に配置される人のことも考えながら、しっかりとした土台と基盤を作っていきたい」と意気込みも語っていました。
2024年11月28日、内海造船瀬戸田工場で進水した輸送艦「ようこう」(深水千翔撮影)。
自衛隊海上輸送群の隷下には、中型級船舶を運用する輸送隊と小型級船舶を運用する輸送隊の2コ海上輸送隊が新編されます。なお、人員は自衛隊海上輸送群の司令部に10人、2つ設けられる海上輸送隊の本部に各10人ずつ配置されるため、輸送艦がLSV1隻とLCU3隻の計4隻になる2026年3月末には160人規模へと拡充されます。また、にほんばれ型LCUが3隻揃ったあとは、LSV部隊が呉地区に、LCU部隊が海上自衛隊阪神基地に配備される予定です。
同部隊で運用を担う陸自隊員は、「しもきた」をはじめとしたおおすみ輸送艦で操艦や見張り、ディーゼル機関の運転・整備といった勤務に従事しているほか、運航要員は広島県江田島市の第1術科学校、機関要員は神奈川県横須賀市の第2術科学校に入校し教育を受けています。1術校では課業行進で編成されるラッパ隊の訓練の様子を見ることができました。
「陸自では会計科で主に経理などのデスクワークを十数年続けてきた」と話す大内 匠3等陸曹は「自分の陸自での人生を変えたいと思い、思い切って自衛隊海上輸送群の勤務を希望した」とのこと。
彼いわく「旧海軍兵学校だった伝統のある場所で教育を受けるとは思っていなかったので、身の引き締まる思い」だそうです。また、吉峯 陸3曹はラッパを吹くのがとても難しいと答えつつ、「儀式の時や毎日の国旗の上げ下ろしでも使用するもので、とても大事だと思う」と語っていました。
「陸自と海自は違うが、お互い良い刺激を受けて生活できていると思う。航海に出た時に陸とは違う景色を見られたり、新しい刺激をもらえたりする点が、海で勤務する良さだと感じる」(吉峯3曹)
「陸上自衛官がしっかりと船を運航できるということを見せ、国民の皆さんに安心してもらえるような勤務をしていきたい」(小泉2尉)
冒頭に記したように自衛隊海上輸送群が発足するのは2025年3月。間もなく自衛隊でこれまでなかった新部隊が姿を現します。
深水千翔(海事ライター)
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( 273642 ) 2025/03/10 06:36:00 0 00 =+=+=+=+=
旧陸軍でも揚陸支援艦の陸軍特殊船、神州丸やあきつ丸など11隻の大型艦船の運用実績がありますね。 縄張り根性云々言われることが多いですが、上陸作戦専門の海兵隊のような部隊がいない場合は船も陸兵が運用した方が上陸作戦には指揮命令系統の統一の手間や運用の一体感などで合理的との判断でした。 記事にある陸自の船も早く習熟して日本の国防のために頑張ってほしいですね。
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旧陸軍にも船舶工兵という兵科があって、潜水艦(まるゆ艇)から空母(厳密には上陸作戦用の今でいう強襲揚陸艦)まで持っていた。母の叔父が、まるゆ艇に乗組んでいた。当時は陸海軍が対立していて、ノウハウがないまま海軍の協力なしに建造したものだから、潜水艦なのにほとんど潜水が出来なかったそうだ。後部が潜ると前部が浮き、前部が潜ると後部が浮き、その度に乗組員が前に後ろに移動して、人間の重さでバランスを取っていたという。 しかし、自衛隊のこれは、船は海自で建造し、乗員は陸自が出す、乗員の訓練も海自で行うということで、さすがに80年前よりはだいぶ進歩している。 ただ、海自で人員まですべて出すことも、陸自で建造、保有することもせず、このような折衷になったのはどういう経緯によるのだろうか。
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何故自衛隊海上輸送群が作られ陸自の隊員が船舶を運用するか。 それは水陸両用戦と言われる海岸から島嶼や内陸に侵攻する陸海空三軍が連動して行う着上陸作戦のためには陸海空統合かつ領域横断作戦が必要不可欠なためです。 これまで自衛隊は水陸両用戦を行う体制が出来ていませんでしたが、2018年に陸自が水陸機動団を創設し海自の第1輸送隊との運用を統合して作戦を行うことが出来るようになりました。この体制には空自も加わり陸海空の統合ができる体制になりました。 こうして人員を陸自が出し海自が船を出す部隊の編成が可能になったのです。
今後海上輸送群が順次編成されることで南西方面での有事の際の即応体制が強化されることになります。
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数字の読み方ですが、洋上では陸上と違って風が強く、船体至るとことが風に当たって風切り音(と言っていいのかなあ、、、)等々、そういう状況下で間違いなく伝えるには、独特の読み方で音だけでなく節でも識別できるようにした、要するに岡とは違うフネの文化なのでは、と思います。
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陸自で致命的なのが使ってる距離単位が「キロメートル」なんだよね。 軍事では海空とも距離はマイルで高さはフィートだからねぇ。 あと、作戦時はZ(ズール)タイムだからその辺も多分知らないと思う。 陸自には日常における作戦行動の仕事が無いから仕方ないけど、これからは細かな統一事項が明るみになるよ。
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現代においても旧軍の様に陸自と海自、空自で弾丸口径の違いがあると聞いた。 戦時において兵站が複雑になるだけでなく、銃が有っても弾が合わないでは、話にならない。 この記事における陸自、海自の用兵思想の違いは根本的に統一すべきではないだろうか? 旧軍の様に陸海軍にわだかまりがあっては、現代の自衛隊が標榜する陸海空の一元的運用を統合幕僚部がきちんと運用できるのか心配になる。
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100年以上の伝統があるから呼称を簡単に変えれないだろうけど、今までも海自や空自の船や飛行機で陸自を載せてただろうに、聞き違いや誤認って無かったのかな。
素人的には海自の輸送艦で移動するのと、陸自が自前の船で移動するのに違いがあるのか分かりませんが、瀬戸内海ならともかく東シナ海の離島に陸自輸送艦が単独で航行するとも思えないので、結局は海自が護衛するのでは?だったら海自に任せときゃいいのにと思っちゃいました。 陸自が自由に物資を移動できるのがメリットなんでしょうけど…
阪神基地に配備だと海自のイベントで共同公開されるかもしれないから、楽しみにしとこうと思います。
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本音と言うなら、こういう一見よくわからないものを編成発足させるのも 船乗りのなり手が壊滅的に居ないから輸送任務くらいは陸でやってもらいたいというのが本音、実情なんでしょうね。
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海上自衛隊と陸上自衛隊では時間の言い方、階級章、数の数え方など違いがありますよね。 同じ自衛隊なんだから統一すれば? 統合運用などこれから共同作戦や人の交流、交換教育も考えないとな。
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陸海の違いなぁ。糧食の缶詰が極端に違うと思う。つや消しモスグリーン塗装の缶詰が陸上用で金属にクリアコーティング(防錆?)されてる缶詰が海上用とか。
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よびかたは早く陸海空統一した方がよいですね。 これから共同で行動することが多々あるだろうから、頭の中で変換しているタイムラグが致命的になる可能性があります。
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海上自衛隊が全ての2を「フタ」って呼ぶわけじゃなくて 体操の時は「いちにーさんし」「にーにーさんし」 2等海士は「にとうかいし」って感じで使い分けてる 陸自の人が江田島で戸惑うのは国旗降下が日没時だから毎日違う時間ってことじゃ無いかな? 陸自は土日は国旗掲揚しないのとかは逆に驚く(平日と祝日のみ掲揚)
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第二次世界大戦のドイツ軍の制服や国旗は、戦後二度と使うことがありません。 旭日旗を掲げ江田島を戦後も使い続ける自衛隊。そんな戦闘組織を少なくとも戦勝国側である韓国もアメリカも北朝鮮もロシアも中国も台湾も、ベトナムもインドネシアもミャンマーも、信用なんかしていません。 ウクライナ政府は、2022年に、敢えて、ムッソリーニ・ヒトラー・裕仁をファシズムの独裁者と非難する意見広告をネットに掲載しまhした。日本政府から金銭的あるいは避難民の受入れの援助を受けて数ヶ月後のことです。 世界は、北朝鮮とは比較にならないほど、日本を信用していない。
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敬礼も 違いますね 陸自は 肩をはり 大きな敬礼ですが 船上は 広くない為に 腕を 斜め45度から肘を出して 小さな 敬礼です
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自分たちの意思で自分たちのスケジュールで人員や物資を輸送できるというのが大きいんだろうな。 事故なくスタートできることを祈っています!
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空も含めて立体的な交流が不可欠でしょう。 陸空は米式に近いだろうし。海は旧軍の伝統が残っているのかな
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いずもに載るF35Bのパイロットは空自だし、ボーダーレス化というか、共同作戦がどんどん進むねぇ。
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断水時に給水支援してくれる自衛官には大感謝!本当は自治体の仕事だと思うけどね
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用語なんかは陸海空で揃えといたほうがいいんでないかと思うけどそうでもないのかな
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陸上自衛隊の艦艇乗組員も外出時は外泊は自由にできるの?
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海軍のほうがエリートだぜって意識高いって言われたけど本当かなぁ
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頼もしい。陸自の船舶運用よろしく頼みます。
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陸自の水陸機動団て、日本軍の海上機動旅団に名前が似ている。
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輸送科の存在理由ができて良かったじゃないか。
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これを書いた人って読み直ししたのかな。最初の二言目の原速ってどうゆう意味。まあ便所の落書きだからいいか
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確か昔も陸が船を運用してましたよね
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F-35Bの運用も大変だろうなぁ
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陸は迷彩服じゃないと敵の的になる。
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アメリカみたいに海兵隊にすればいいのに。
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陸自隊員の職種って特に決まってないの?
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旧日本陸軍の船舶兵再び。(´・ω・`)
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海兵隊とはちゃうの?
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陸自でもフタです。 素人ですかね!
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そうだ衝角を付けよう
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