( 273991 ) 2025/03/12 03:10:23 0 00 斎藤元彦知事(2024年11月撮影)
兵庫県の斎藤元彦知事(47)が11日、県庁で定例会見を行った。
5日の定例記者会見で、斎藤氏は自身の疑惑告発文書を作成した男性の公用パソコンに保存されていた私的文書の内容について「倫理上極めて不適切な、わいせつな文書を作成していた」と初めてその中身に触れ、懲戒処分の妥当性を強調した。
発言は告発文書に「一定の事実が認められる」とした県議会調査特別委員会(百条委員会)の報告書が本会議で了承されたのを受け、男性への懲戒処分を撤回するかとの質問に答える中であった。
「告発者を不必要におとしめていないか」「内容をさらす必要はないのでは」と会見は一時紛糾し、記者から発言の撤回を求める声が上がった。その後のこの発言は物議を醸している。
この日の会見でも「なぜ踏み込んだ発言をしたのか」「あえて“わいせつ”という言葉を使ったのか」と質問が相次いだ。
斎藤氏は「百条委の議決を受けて、懲戒処分についてどう扱うのかという新たな局面での質問だったので、倫理上、極めて問題のある文書を作成されていたということを含めて、そういった内容を改めて私から説明させていただいた」と述べた。
この日の会見で斎藤氏は「わいせつな文書を作成」という言葉を使わずに説明。5日の会見で使ったことが「不適切だと思っているからか、使わないのか」との質問について「特段、問題があるとは思っていない」とし撤回する考えはないとした。
男性は昨年5月に停職3カ月の処分を受け、同年7月に亡くなった。当該文書について、県のこれまでの処分理由では「業務と関係のない私的な文書を作成した」との説明にとどまっていた。
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