( 276276 )  2025/03/20 04:39:50  
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FNNプライムオンライン 

 

「高額療養費制度」を巡り、日本維新の会の猪瀬直樹参院幹事長が、高齢者を優遇する「69歳の壁」があると19日の国会で指摘した。 

 

猪瀬氏が「69歳の壁」と名付け、参院予算委員会で取り上げたのは、高齢者療養費制度の「外来特例」。 

 

年収に応じた自己負担の上限額が、70歳以上の患者については減額されるもので、例えば、年収370万円以下で69歳以下の患者が外来診療を受けると、上限額は5万7600円だが、70歳以上だと1万8000円となる。 

 

猪瀬氏は、高額の注射を挙げ、「『僕69歳だから、あと1年待って70歳になったら打つわ』って人がいる。なんで年収が同じでも、年齢で線を引っ張るのか」と疑問を投げかけた。 

 

そして、猪瀬氏は「この特例を外せば、3400億円が削減できる」と主張した。 

 

高額療養費を巡り、政府は負担上限額の引き上げで5300億円の削減することを見送ったが、猪瀬氏は「全体にふわっと網をかぶせて、がん患者を追い詰めるようなことを含めたのが5300億円」として、「69歳の壁」の撤廃で歳出削減を図るべきだと主張した。 

 

これに対し石破首相は、「年齢にかかわらず負担能力に応じて、皆が支え合うという観点から、どのようにするべきかだ。指摘の外来特例の見直しも検討させてほしい」と答弁した。 

 

  

 

フジテレビ,政治部 

 

 

 
 

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