( 276391 )  2025/03/20 06:49:57  
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金利上昇で遠のくマイホーム ローン1%増加で1000万円返済増 

 

 日銀の金融政策決定会合が行われています。今回、利上げは見送られる見通しですが、金利の先高観が強まるなか、マイホームの購入を考えている人は住宅ローンをどのように組めばいいのでしょうか? 

 

真辺さん(32) 

「233倍、一気に金利が上がった」 

 

 金利の上がり幅に驚きを隠せないのは、10年前から大学の奨学金を返済している真辺さんです。総額576万円を返済するなか、0.003%だった金利が0.7%と200倍以上も上昇。これまで毎月の利息は数円ほどでしたが、今月からおよそ1500円に膨れ上がりました。 

 

真辺さん 

「ここまで急激に上がるとは正直思ってなかった。これからどんどん金利が上がる時代が来るのかなと思うと、正直末恐ろしいなと感じるところはあります」 

 

 1月に政策金利を0.5%に引き上げた日銀は、18日から金融政策決定会合を開催しています。トランプ関税の影響などが不透明なことから、今回は政策金利を維持する見込みですが、今後さらなる引き上げが予想されています。 

 

 大きな影響を受けるのは、住宅ローンです。 

 

おうちの買い方相談室 三浦康司代表取締役 

「最近は特に住宅ローン金利というところにフォーカスを当てた方が圧倒的に増えてきています」 

 

 住宅購入のコンサルティング業務を行う会社には、「変動金利」と「固定金利」のどちらを選ぶか相談が殺到しています。 

 

池田さん(31) 

「(購入に)いくらかかるものなのか、全然分からない状態です」 

 

 番組が相談の場に同席したのは、都内近郊で住宅の購入を検討する池田さんです。公務員の夫、2歳の息子と3人家族の池田さんは、子どもの成長に合わせて家を購入したいと考えていますが、悩みは金利の行方です。 

 

三浦代表取締役 

「7000万円の購入費用で、(金利が)1%違ったら、いくら違うと思います?」 

 

池田さん 

「ちょっと、全然想像つかないです」 

 

 仮に借入額を7000万円として35年ローンを組んだ場合、平均金利が0.4%の場合と1.4%を比較すると、金利1%の増加で毎月の返済額はおよそ3万円、総支払額では1350万円も増えることになります。さらに2.4%まで上がると、総額およそ1億350万円となり、現在一般的な固定金利1.9%と比べても800万円ほど多く返済することになります。 

 

池田さん 

「金利が上がれば支払いも増えるとなると、それを見越して計画を立てないといけないものかとか、そのあたりが見えないのが一番不安です」 

 

 今後、どこまで上がるか予測できない金利の動き。マイホーム購入について三浦氏は、ライフプランや資産計画に合わせて変動か固定を選ぶことが重要だと話します。 

 

三浦代表取締役 

「変動も固定もこの先は間違いなく上がっていくなかで、家を買おうと思っているなら早いほうがいいというのは、この場で僕がお伝えする一番のアドバイスになると思う」 

 

(「グッド!モーニング」2025年3月19日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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