( 278096 )  2025/03/27 04:45:36  
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国民民主党の玉木雄一郎代表(2025年3月撮影) 

 

 国民民主党の玉木雄一郎代表は26日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、石破茂首相が25年度予算案の成立後に新たな物価高政策を打ち出す意向であると報じられた後、林芳正官房長官が異なる認識を示したことを受け「早速、尻すぼみか」と指摘した。 

 

 石破首相は25日に公明党の斉藤鉄夫代表と官邸で面会した際、予算案成立後に「強力な物価高対策」を打ち出す意向を示した。面会後に斎藤氏が取材に明かした。一方、その後行われた官房長官会見で、斎藤氏の発言について問われた林芳正官房長官は林芳正官房長官は「新たな予算措置を打ち出すと申し上げたものではない」とした上で、「物価高の克服に取り組んでいくという決意を申し上げたものであると承知している」と述べ、あくまで石破首相の「決意」との認識を示すにとどめた。 

 

 玉木氏は25日、一連の流れについて記したネットニュースを引用し「早速、尻すぼみか」と指摘。「石破総理の言う『強力な物価高対策』とは総理の『決意』なのだと。しかし、『決意』だけでは、国民のふところは豊かにならない」と苦言交じりに訴えた。 

 

 その上で「国民民主党は、今週にもガソリン減税や電気代値下げを含む物価高対策を発表します。政府与党にも協力してほしい」つづり、週内にも党として新たな物価高対策を発表することに触れて、協力を求めた。 

 

 玉木氏は、林官房長官の会見の発言が公になる前の投稿では「石破総理、そのとおりです。今こそ、『強力な物価対策』が必要です」と賛意を示し「であれば、参院選のためではなく、今審議中の来年度予算案を速やかに見直しませんか。国民民主党は、物価高騰に対応する緊急経済対策を今週中に発表します。ガソリン減税も含めてすぐやりましょう」と、呼び掛けていた。 

 

 

 
 

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