( 278636 ) 2025/03/29 05:08:48 0 00 国民民主党の玉木雄一郎代表(2024年11月撮影)
国民民主党は28日、国会内で玉木雄一郎代表らが会見し、今夏の参院選比例代表に、東海大海洋学部教授の山田吉彦氏(62)を擁立すると発表した。山田氏は海洋問題でメディアに登場する機会が多いほか、保守の論客としても知られる。
山田氏はこの日、自身のX(旧ツイッター)を更新し「本日、国民民主党参議院全国比例区の立候補予定者として、玉木雄一郎代表、榛葉賀津也幹事長臨席により記者会見を開いていただきました。日本の海を守り、人を守るために動き出します」と、つづった。
山田氏の擁立に関して、榛葉幹事長は同日の定例会見で「海洋の問題や領海問題、尖閣や竹島など離島の問題でも、政府に積極的にアドバイスされてきた論客。ぜひ頑張っていただきたい」と述べた。
保守の論客で知られる山田氏が、自民党ではなく国民民主から立候補を決めたことへの受け止めを問われると「保守のみなさんが国民民主党を支持してくださっているのは、ありがたい」とした上で「保守って何? という議論もある。ある哲学者は『保守は横丁のそば屋を守ること』と言った人もいるが、今の自民党は守れていないのではないか」とチクリ指摘。「山田さんは保守の論客として、政府与党と政策提言、政策実現のために汗をかいてきた方。今は私と同じ静岡を拠点に設けているが、20数年間、私も陰に陽にご指導をいただいてきた。自民党ではなく、国民民主党から政策実現をしたいとおっしゃっていただいたことを大変心強く思う」と述べた。
「(出馬)会見では、今の自民党には政策実現力が若干弱まってきている、求心力が遠心力に変わってきているという趣旨のことをおっしゃっていたが、よく見ていらっしゃると思う」とも指摘。「ともにこれから頑張るためにもぜひ、当選させたい」と語った。
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