( 279181 ) 2025/03/31 05:16:16 0 00 夫がガソリンを入れるためだけに「コストコの会員」になっています。会費が「年4840円」と考えるとあまりお得ではないように感じますが、元は取れているのでしょうか?
会員制倉庫型店であるコストコでは、一部の店舗にガスステーションが設置されており、会員であれば一般のガソリンスタンドよりも安い値段でガソリンを入れることができます。
本記事では、コストコでどれくらいガソリンを入れれば元が取れると言えるのかを検証し、コストコでガソリンを入れる注意点も解説します。
2025年3月5日時点の大阪にあるコストコのガスステーションでは、レギュラーガソリン1リットル162円、ハイオク1リットル173円、軽油1リットル134円でした。大阪府の2月のガソリン料金の平均がレギュラーだと179.4円~182.3円、ハイオク190.2円~193.2円、軽油156.1円~158.7円であることを踏まえると、平均よりも10円~20円ほど安くなっていることが分かります。
しかし、コストコのガスステーションは、誰でも自由に利用できるわけではありません。コストコ会員になっている必要があるため、最低4840円の年会費がかかります。
ガソリンの価格だけを比較すると、コストコは安いと感じますが、年会費を負担することを考えると本当にお得になるのか疑問です。
普段からコストコで買い物をする人は、ガソリンをコストコで入れることは「ついで」なのかも知れませんが、あまりコストコで買い物をしない場合は、年会費を支払ってまでガソリンを入れるのは損だと感じる人もいるでしょう。
1回に給油するガソリンが40リットルだと仮定します。コストコは平均と比較して1リットルにつき10円~20円ほど安い価格設定となっているので、1回の給油でお得になる価格は400円~800円です。
1回400円お得になると考えても、年間12回以上ガソリンをコストコで入れれば年会費を賄える計算です。平均のガソリン価格よりも20円ほど安くなる日もあるため、その日に給油した場合はより少ない給油回数でもお得となるでしょう。
休日のみ車を利用し、近所を運転する程度の筆者でも月に1回は給油しているので、車を通勤などで日常的に利用している人なら、ガソリンを入れる目的だけでコストコの会員になってもじゅうぶん年会費の元が取れそうです。
さらに、コストコグローバルカードというクレジットカードでガソリン代の支払いをした場合、リワードとしてポイントが付与されるので、カードを所持しているとよりお得に給油ができます。
コストコのガスステーションの利用には、注意点もあります。
まず1つめに挙げられる注意点は、支払い方法が限られる点です。コストコのガスステーションは、コストコグローバルカードやマスターカードのクレジットカード、またはコストコで販売しているプリペイドカードのみ利用可能です。現金でガソリンを入れたい場合は、プリペイドカードを作成する手間がかかります。
2つめに挙げられる注意点は、ガスステーションを併設している店舗が限られている点です。ガスステーションは全てのコストコには併設されていません。ガスステーションが併設されているコストコは、日本には現在26施設あり、東京都などガスステーションがない都道府県もあるのです。
また、コストコのガスステーションはほかのガソリンスタンドに比べて安価のため、人気があり、順番待ちの列ができていることもあります。近くにガスステーション併設のコストコが無い場合や、並んでまで給油したくない場合、コストコのガソリンは生活スタイルに合っているとは言えないでしょう。
コストコのガスステーションは平均よりも10円~20円安い価格がつけられているため、頻繁に車に乗る人なら、ガソリンだけの目的でコストコの会員になってもじゅうぶん元が取れると考えられます。コストコで買い物をする人や、カードを使ってリワードを貯める場合はよりお得になると言えるでしょう。
しかし、コストコのガスステーションでは、コストコグローバルカードやマスターカードなどのクレジットカード、またはプリペイドカードでしか支払いができないこと、全てのコストコにガスステーションが設置されているのではないこと、人気すぎて給油するのに時間がかかる場合がある、など注意点もあります。
ガソリン目的でコストコの会員になる場合は、事前に生活スタイルや車の利用頻度をふまえて検討すると良いでしょう。
出典 コストコホールセールジャパン株式会社 ガスステーション
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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