( 280336 ) 2025/04/04 07:28:47 0 00 巨人・田中将大投手
■プロ野球 中日 3ー5 巨人 (3日 バンテリンドーム)
巨人は中日に2連勝で開幕から2カード連続の勝ち越し。5勝1敗となり単独首位を堅持した。試合は2回に3試合ぶりスタメン復帰の坂本の犠飛で先制点を挙げると、3回には敵失と吉川の犠飛、5回にも岡本の犠飛で4得点。投げては移籍後初先発の田中将が再三のピンチを粘り5回1失点で降板。6回、7回に救援陣が失点し1点差に迫られるも。8回に坂本がチーム4つ目の犠飛を放ち5-3。8回は大勢、9回はマルティネスがリードを守り切り逃げ切った。
田中将は23年8月26日・ソフトバンク戦(楽天モバイル)以来586日ぶりの白星で、日米通算198勝目を挙げ、200勝まであと2勝となった。また1試合チーム4犠飛はプロ野球タイ記録。セ・リーグでは91年5月24日の大洋以来2度目で、両リーグ合わせて9度目となった。
スタメンは坂本が7番・サードで3試合ぶりのスタメン復帰。
先発の田中将は、昨季9月28日・オリックス戦(楽天モバイル)の1試合のみ登板、5回を6安打4失点(自責4)で負け投手となり、自身初の0勝に終わった。
立ち上がりは、1番・岡林に、追い込みながらも5球目を左前に運ばれると、2番・上林にも追い込みながら右前安打を浴び、無死一、二塁。3番・細川を迎えると、フルカウントとなるも中飛、石川昂は遊ゴロ併殺打に打ち取り無失点。
相手先発・大野雄大に対し、初回は三者凡退。2回は先頭の岡本が左前安打を放つと、ヘルナンデスが四球で無死一、二塁。甲斐はセンターへ打ち上げ岡本がタッチアップで一、三塁。ここで開幕から10打席無安打の坂本がセンターへ犠飛を放ち1-0と先制。
さらに3回には1死から若林が内野安打、キャベッジも開幕から6試合連続安打となる中前安打でつなぐと、相手センター・岡林が高く弾んだ打球を後逸し、若林が一気に生還。キャベッジも三塁へ進み追加点を挙げると、吉川も犠飛を放ち3-0と田中将を援護。
田中将は2回は三者凡退、3回は先頭の木下に中前安打を浴び、大野に犠打を許し1死二塁。岡林には自らのグラブを強襲する内野安打を許し一、三塁から上林に犠飛を許し3-1。さらに細川にも四球を出すなど2死一、三塁だったが石川昂を遊ゴロに打ち取り最少失点で切り抜ける。
3回まで61球と粘投が続く田中将は4回、板山を二ゴロ、カリステを二飛、村松を遊飛に退け11球で三者凡退。
直後の5回表の攻撃は若林、キャベッジ、吉川の3連打の無死満塁から、岡本の中犠飛で追加点を挙げ4-1。
勝利投手の権利がかかった5回は、先頭の木下に四球、代打・辻本を遊ゴロで走者が入れ替わり1死。しかし岡林に右翼線へ二塁打を浴び、上林にはこの試合最速の149キロの直球を投じるも、フルカウントから四球を出し満塁に。それでも細川を三ゴロ併殺打に打ち取り雄たけびを上げた。
6回のマウンドには2番手で田中瑛が上がり、田中将は5回、96球、5安打、3四球、1奪三振、1失点(自責1)で勝利投手の権利を持ち降板。田中瑛は先頭の石川昂、板山に連打を浴び、無死一、二塁。1死となるも村松に左前適時打を浴び4-2と反撃を許す。
打線は6回に先頭の甲斐が四球を選ぶも、坂本が三ゴロ、門脇が併殺打に倒れると、7回にも先頭の代打・中山が中前安打を放つも、飛び出し1死。若林は四球で出塁も、キャベッジが三ゴロ併殺打に倒れる。
7回は3番手・高梨が登板。しかし代打・山本に右前安打、岡林に四球、上林に犠打を決められ1死二、三塁。細川を迎えたところで、船迫に交代。細川にはレフトへ犠飛を浴び4-3。さらに石川昂に四球を与え一、二塁となるも、板山を中飛に打ち取りリードを死守。
8回には藤嶋に対し、1死から岡本のこの試合3安打目となる中前安打、ヘルナンデス、甲斐も続く3連打で1死満塁。7番・坂本はレフトへ犠飛を放ち5-3と2点差に。巨人はこの試合4つ目の犠飛となり、プロ野球タイ記録(過去にセ・リーグ1度、パ・リーグ7度)となった。
8回裏は5番手・大勢が三者凡退、9回裏はマルティネスがリードを守り切りゲームセット。田中将が5回1失点で日米通算198勝目、586日ぶりの白星、マルティネスは2試合連続の3セーブ目を挙げた。
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