( 280841 )  2025/04/06 07:20:58  
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三重県議会の共産党の吉田紋華(あやか)県議(27)が、津市役所のトイレに生理用ナプキンが備えられていないことを話題にしたX(旧ツイッター)投稿がインターネット上で議論となるなか、投稿内で指摘された津市が産経新聞の取材に応じ、市役所本庁舎のトイレにナプキンを設置していない理由について説明した。 

 

■庁舎内にコンビニ 

 

同市財産管理課の担当者は、市役所内のトイレにおけるナプキン設置について「これまで三重県内の他の自治体の取り組みを調査してきた」としたうえで「持ち去りの懸念があることや、公共施設のすべてのトイレへの設置は費用が発生することから、現状では設置に至っていない。今年度予算にも計上はない」と説明した。 

 

「市役所本庁舎にはコンビニエンスストアもあり、ナプキンを必要とする方が購入できる環境はある」と釈明し「社会の変化を注視して検討していく案件であることは認識している。今後も調査を続けたい」と話した。 

 

一方、防災面の対応として「危機管理の部署が避難所の備蓄品として生理用品を準備している」と語った。 

 

■「税金使う必要ない」との声も 

 

吉田県議のX投稿に関連し、同課にこれまでに寄せられた問い合わせは計4件だったという。 

 

内訳は営業案件が1件、現状の確認が1件。意見表明は2件でいずれも「税金でナプキンをトイレに設置する必要はない」という内容だった。(篠原那美) 

 

 

 
 

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