( 281474 )  2025/04/09 05:09:33  
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政府はコメの価格高騰を抑えるため、備蓄米を追加で放出することを決定した。

すでに21万トンを放出しているが、価格は高止まりしているため、さらなる放出が必要と判断された。

具体的な量や時期は検討中で、高騰の原因であるコメの流通の問題を解消するための対応として追加放出が行われる見通し。

農水省によれば、一部のコメが精米され店頭に並んでいるが、価格が高止まりしている。

首相は追加放出を容認する意向を示している。

(要約)

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倉庫に保管されている備蓄米=2025年3月18日午前9時17分、埼玉県内、杜宇萱撮影 

 

 政府は8日、高騰するコメの価格を抑えるため、備蓄米を追加で放出する方針を固めた。石破茂首相が近く、農林水産省に指示する。政府はすでに21万トンを放出したが、コメ価格は高止まりしており、さらなる放出が必要と判断した。 

 

 複数の政府高官が取材に対し明らかにした。量や時期を検討している。 

 

 コメの流通の目詰まりなどを背景にした米価の高騰を抑えるため、政府は2月に備蓄米21万トンの放出を発表。3月に業者向けに2回入札を行い、すべてが落札された。 

 

 ただ、精米されて店頭で売られているのはまだ一部とみられ、農水省によると、3月下旬に全国のスーパーで売られたコメの価格は高止まりが続いていた。首相は今月1日の記者会見で「動向を注視し、必要であれば、ためらうことなく更なる対応を行う」として、追加放出を容認する考えを示していた。(小手川太朗、小林圭) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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