( 281706 )  2025/04/10 04:55:51  
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衆院農林水産委員会で答弁する江藤拓農林水産相=8日午前、国会内(奥原慎平撮影) 

 

江藤拓農林水産相は8日の衆院農林水産委員会で、トランプ米政権が日本について輸入米に700%の関税を課していると主張していることを重ねて疑問視した。「理解できないから理解不能。いかに日本がひどい国であるか強調したいが故にわざと言っているのか。全く意味が分からない」と語った。立憲民主党の山田勝彦氏の質問に答弁した。 

 

かつて世界貿易機関(WTO)交渉で1999年から2001年まで国際価格を基準に日本は参考の数字で778%という数字を出したことはあるといい、江藤氏は当時について「国からの正式の発表ではない。クリントン(米大統領)の時だから、いつの話やねんという話だ」と疑問視した。 

 

江藤氏は「間違っているものは間違っていると言っていく。物事を議論する上で、話のベースが間違っていると、いい結論に到達できるわけがない」と不快感をにじませた。 

 

日本は輸入米を一定量まで無関税で受け入れるミニマムアクセスの仕組みを設けており、この枠内なら米国産米の関税はゼロ。この枠を超える分については1キロ341円の従量税を課している。 

 

 

 
 

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