( 282351 )  2025/04/12 06:41:39  
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ダウ平均株価の終値を表示するニューヨーク証券取引所のボード(10日)=AP 

 

 10日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比1014・79ドル安の3万9593・66ドルだった。米中貿易摩擦の激化への警戒感から、一時2100ドル超下落した。 

 

 4万ドルを割り込むのは2営業日ぶり。スポーツ用品大手ナイキや娯楽大手ウォルト・ディズニーなどの銘柄が値下がりした。 

 

 トランプ政権は10日、中国に対する追加関税の税率が計145%になると明らかにした。当初は「125%」と説明されていたため、市場では米中関係の悪化につながるとの懸念が強まった。 

 

 トランプ米大統領が9日、相互関税の一部を90日間停止すると表明したことを受け、ダウ平均は9日に過去最大の上昇幅(2962ドル高)を記録した。その反動から、10日は利益確定の売りも広がりやすかった。 

 

ニューヨーク証券取引所 

 

 IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は737・66ポイント安の1万6387・31だった。(ニューヨーク支局 小林泰裕) 

 

 

 
 

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