武藤容治経済産業相は、トランプ政権が相互関税の上乗せ分を停止したことについて、依然として相互関税や自動車関税は変わらないと述べ、一連の措置の見直しを求める考えを示した。さらに、中国に対する報復関税について、「貿易戦争」という認識を示し、世界にとってプラスにならないと強い懸念を示した。(要約)
武藤容治経産相
武藤容治経済産業相は11日の閣議後記者会見で、トランプ米政権が相互関税の上乗せ分を停止したことについて「依然として(一律10%の)相互関税や自動車、自動車部品に対する関税は変わらない。引き続き一連の措置の見直しを強く求めていく」と述べた。
また、報復関税を表明した中国に対する相互関税を引き上げた措置について、米中の「貿易戦争」という認識を示し「これがそれぞれの国にプラスになるのか。決して世界のためにならない」と述べ、強い懸念を示した。【渡辺暢】