( 283746 )  2025/04/17 07:33:31  
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去年12月、北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして逮捕された男について、最初の鑑定留置の結果、心神喪失の可能性がある内容が含まれていたことが分かりました。 

 

検察は精神状態を詳しく調べるため2度目の鑑定留置を始めました。 

 

移送される平原容疑者 

 

16日午前、北九州市の小倉南警察署では、殺人などの疑いで逮捕された平原政徳容疑者(44)が2度目の鑑定留置のため移送されました。 

 

この事件は去年12月、北九州市小倉南区のファストフード店で、中学3年の男女2人が刃物で刺され、女子生徒が死亡、男子生徒が重傷を負ったものです。 

 

平原容疑者について、検察は刑事責任能力を調べるため4月14日まで3か月間、鑑定留置を実施。 

 

その結果、刑事責任能力が認められない「心神喪失」の可能性がある内容が含まれていたことが関係者への取材で分かりました。 

 

異例の2度目の鑑定留置に踏み切った検察の対応について弁護士はこう指摘します。 

 

徳原聖雨 弁護士 

「心神喪失っていう状態になりますと責任能力がありませんので、もうそもそもその罪に問えない」「裁判になれば責任能力がどうだったかっていうのは確実に争点になってくる内容なので、今回そこの部分を慎重に、さらに再鑑定というところまでしているんだと思います」 

 

検察は、4月16から7月15日までの3か月間、別の専門家による鑑定を行い起訴するかどうか判断する方針です。 

 

 

 
 

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