自民党の小林鷹之氏は福井市で行った講演で、2027年度に防衛費をGDP比2%へ倍増する政府方針は国の安全保障に不十分だと述べ、より防衛力整備に努める必要があると訴えた。また、防衛装備品の海外輸出についても、日本が世界の平和と安定により積極的に貢献すべきと強調した。(要約)
講演する自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相=19日午後、福井市
自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相は19日、防衛費を2027年度に国内総生産(GDP)比2%へ倍増する政府方針では国の安全保障に不十分だとの認識を示した。
福井市内での講演で「今、2%でこの国を守り切れるとは思っていない」と述べ、防衛力整備に一段と努めるよう訴えた。
防衛装備品の海外輸出に関しても「まだまだ足りていない。世界の平和と安定に日本がより積極的に貢献していくメッセージを発すべきだ」と強調した。