( 284676 ) 2025/04/21 03:51:40 0 00 東京都内で街頭演説する立憲民主党の野田佳彦代表(撮影・中山知子)
立憲民主党の野田佳彦代表は20日、東京・JR新宿駅前で街頭演説し、7月に行われる参院選をめぐり、3連休の中日の7月20日を投開票日とする見通しがあることに、強い疑問を呈した。
今年の通常国会は1月24日に召集され、6月22日までの会期となっている。会期延長が行われない場合、参院選の日程は「7月3日公示、20日投開票」の案を軸に、今後調整が行われる見通し。日程はまだ正式に決まっていないが、7月19日から21日までは3連休のため、連休中日を投開票日とすれば投票率に影響する恐れもあることから、疑問の声も出ている。
野田氏は「7月20日は、三連休の中日でしょ? こんな日の投票日を選ぶ感覚。民主主義が分かっていないんじゃないでしょうか」と、与党側の“思惑”を念頭に批判。「今年は普通選挙法が施行されて100周年の節目の年。多くの人に投票をしてもらおうというのが、100年の歴史でしょ。なんで連休の中日の投票日を選ぶのか」と指摘し「投票率が低いほど、自民党と公明党が(組織票で)助かるからですか? これは民主主義をはき違えていると思う」とも訴え、クギを刺した。
一方で「期日のセットの仕方は問題だが、決められたら戦わなければいけないのが我々の宿命だ」とも述べた。6月の東京都議選、7月の参院選に加え、政治状況次第では衆院選が行われる可能性にも言及した。
野田氏はその上で、米国で共和党のトランプ氏が大統領選を勝利し、上下両院でも共和党が多数を握る「トリプルレッド」になっていることに言及。「だからこそ(米国は)独善の政治に入った。我々は独善にはならないが、立憲民主党のカラーはブルー。『トリプルブルー』で日本の政治を変えていきたい」と、都議選、参院選、衆院選での躍進に意欲を示した。
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