( 285326 ) 2025/04/23 06:07:49 0 00 MBSニュース
全国のスーパーのコメの平均価格が15週連続で最高値を更新するなど、コメの価格高騰が止まらない中、今注目されているのが輸入米です。外国からのコメの輸入はこれから拡大するのでしょうか。
(赤沢亮正経済再生担当大臣)「コメについていろいろと報道がでているのは承知しておりますが、詳細、外交上のやりとりであるので、恐縮ですけども言及は差し控えたいと思います」
4月22日、このように述べた赤沢経済再生担当大臣。4月中にも2回目の協議が行われる予定の『トランプ関税』をめぐる交渉。アメリカのトランプ政権は、日本に対してコメの輸入拡大を求めています。江藤拓農林水産大臣は22日、コメの輸入拡大について否定的な考えを示しました。
(江藤拓農林水産大臣)「もし大量に主食である自給可能なコメを海外に頼ると、日本のコメの国内生産が大幅に減少してしまうということが国益なのかと、私は国民全体として考えていただきたい」
一方、22日、大阪市内の業務用スーパーに行ってみると、国産米の隣に並べられていたのは…
(C&Cエンド本店 土木拓也店長)「輸入米のアメリカ産カルローズ。10kgで7501円です」
こちらの店舗では、秋田県産あきたこまちが10kg・8797円(税込み)ですが、アメリカ産のコメは10kg・7501円(税込み)で販売されていました。実は民間企業が海外からコメを輸入する場合、1kgあたり341円と、高い関税がかかりますが、それでも今は『国産米』より割安となっているのです。
(C&Cエンド本店 土本拓也店長)「(味は)国産米と遜色ないというお声をいただいておりますので、非常に好評で、並べれば並べるほどすぐに完売しております」
流通大手イオンもアメリカ産と国産のブレンド米の販売を始めるなど、国産米の高騰を受け、外国産のコメの輸入量は急増。農林水産省によりますと、民間の輸入米の量は今年1月、2月と500tを超え、2か月連続して昨年度1年間での輸入量368tを上回りました。
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