( 285711 )  2025/04/24 08:10:35  
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ひろゆき 

 

 「ひろゆき」こと実業家の西村博之さん(48)が23日、「トランプ関税」を巡る米国との協議で、政府が米国産コメの輸入拡大案を検討していることを巡り、X(旧ツイッター)を連続投稿。「安かろう悪かろうの海外米を食べたい人は買えばいい」と容認論を展開したのに対し、賛否さまざまな意見が噴出した。 

 

 トランプ米大統領が日本がコメの輸入に「700%の関税を課している」と主張しているように、米国側はコメ市場の開放を協議の俎上(そじょう)に乗せている。 

 

 海外からの輸入拡大は、高騰が続くコメ価格の安定化につながる側面がある。自民党の小野寺五典政調会長22日、が「党内では前向きに検討すべきだ」と記者団に発言。一方、参院選を見据えて自民党支持層のコメ農家が離反することへの懸念もあり、自民内でも意見が分かれている。 

 

 ひろゆきさんは、こうした状況を伝えるネット報道を引用した上で、「安かろう悪かろうの海外米を食べたい人は買えばいい。質の良い日本米を食べたい人は高く払って買えばいい」と主張。「消費者の選択肢を増やした方が良い派のおいら」と理由を示した上で、「米農家は買い取り保障で保護」(原文まま)と米国が取っている政策も簡潔に付け加えた。 

 

 ひろゆきさんの考えに賛同する書き込みとしては、「実質賃金が下がっているんで、安い方の選択肢があった方が良いですね」「備蓄米放出して海外米入れて様子見るしか」「増産して輸出してもうかれば個別保障も減らせるし」などのコメントが上がった。 

 

 主食であるコメを巡る政策は国民にとって意見が分かれるところで反論も多く上がった。自給率を念頭にした「食料安全保障」の上で問題とする意見に、ひろゆきさんは「肥料の99%が輸入。飼料の75%が輸入」との数字を示し、コメが輸入できない状況下ではそもそもコメそのものが生産できなくなると反論した。 

 

 「貧乏人は日本の米買われへんやんか」との書き込みに、ひろゆきさんは「海外米が入ると、日本米が安く買えますよ」と反応。「安い日本の米を食いたいんだけど、それってそんなわがままでぜいたくですか?」との投稿には、「農家のトラクターや田植え機やコンバインの値段が上がって、燃料の値段も上がってるのに、農家から安く買いたたくのが、わがままだと思わないのは、なぜですか?」と問いかけ返した。 

 

 「今まで食べれていたものを減反政策で食べれなくしておいて、安かろう悪かろうの選択肢増やしたっておかしいですよ」「もっと作れるのにわざわざ生産量減らして高級にして海外から安い米輸入しなくても…」「どこから買うかが問題ではなく、日本の農業の構造改革が先かなと思います」とこれまで取られてきたコメ政策に疑問を呈する意見も目立った。 

 

中日スポーツ 

 

 

 
 

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