( 285951 )  2025/04/25 07:11:14  
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備蓄米を食べる江藤拓農水相=2025年4月24日午後2時41分、東京・霞が関 

 

 備蓄米の3回目の入札が行われている中、江藤拓農林水産相は24日、報道陣の前で備蓄米を試食した。今後、徐々に流通量が増えていく備蓄米の品質をアピールする狙いがあるとみられる。 

 

 この日、試食したのはすでに放出した2024年、23年産に加え、今後の放出が予想される22年産の備蓄米で、いずれも茨城産の「にじのきらめき」だった。江藤氏はラップに包まれた一口大の白米を食べ比べ、「どれもうまい。違いが分からない」と評価した。 

 

 本来、備蓄米は大凶作などに備えるための制度で、今回は流通の目詰まりを理由として初めて放出された。江藤氏はそうして点も踏まえ、「どんどん出すことが正しいことではない。苦渋の判断で出したことは分かっていただきたい」と話した。 

 

 農水省は3月から備蓄米計21万トンを放出。しかし、スーパーなどでのコメの価格は下がらず、今月23日から3回目の入札が始まり、端境期の7月まで継続的な放出が予定されている。(山田暢史) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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